ブラジル規制当局がBinance(バイナンス)の国内デリバティブ取引提供に対し停止命令

ブラジル規制当局がBinance(バイナンス)の国内デリバティブ取引提供に対し停止命令

ブラジルの規制当局であるブラジル証券取引委員会(CVM)がBinance(バイナンス)のブラジル国内居住者に向けたデリバティブ取引の提供に対し、停止命令を下したことを7月6日発表した。なお停止命令を受けたのはバイナンスの先物取引を扱うプラットフォームであるBinance Futuresである。

CVMはデリバティブ取引における契約は原資産に関係なく有価証券に該当するとし、またBinance FuturesはCVMより有価証券を取り扱う認可を受けていないとしている。またCVMは発表にて「Binance Futuresがウェブページ www.binance.comを通じて、ブラジルに居住する顧客に対しデリバティブ仲介サービスの提供をしていることは明らかである」と述べている。

さらにCVMはバイナンスがウェブページ、アプリ、SNSにおいて、ブラジル国内でのデリバティブ取引の停止と広告宣伝を直ちに中止するよう命令し、この決定にバイナンスが従わず取引を継続した場合は、1取引あたり1,000ブラジル・レアル(約2万円)の罰金を科すとのことだ。

なおCVMが停止命令を下したのはデリバティブ取引のみで、その他現物取引などのサービスについては対象としていない。またCVMが暗号資産(仮想通貨)のデリバティブ取引に関して停止命令の措置を行ったのは今回が初となる。

(images:iStock/Lidiia-Moor・Vladyslav-Severyn・extracoin)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道