ブラジル規制当局がBinance(バイナンス)の国内デリバティブ取引提供に対し停止命令

ブラジル規制当局がBinance(バイナンス)の国内デリバティブ取引提供に対し停止命令

ブラジルの規制当局であるブラジル証券取引委員会(CVM)がBinance(バイナンス)のブラジル国内居住者に向けたデリバティブ取引の提供に対し、停止命令を下したことを7月6日発表した。なお停止命令を受けたのはバイナンスの先物取引を扱うプラットフォームであるBinance Futuresである。

CVMはデリバティブ取引における契約は原資産に関係なく有価証券に該当するとし、またBinance FuturesはCVMより有価証券を取り扱う認可を受けていないとしている。またCVMは発表にて「Binance Futuresがウェブページ www.binance.comを通じて、ブラジルに居住する顧客に対しデリバティブ仲介サービスの提供をしていることは明らかである」と述べている。

さらにCVMはバイナンスがウェブページ、アプリ、SNSにおいて、ブラジル国内でのデリバティブ取引の停止と広告宣伝を直ちに中止するよう命令し、この決定にバイナンスが従わず取引を継続した場合は、1取引あたり1,000ブラジル・レアル(約2万円)の罰金を科すとのことだ。

なおCVMが停止命令を下したのはデリバティブ取引のみで、その他現物取引などのサービスについては対象としていない。またCVMが暗号資産(仮想通貨)のデリバティブ取引に関して停止命令の措置を行ったのは今回が初となる。

(images:iStock/Lidiia-Moor・Vladyslav-Severyn・extracoin)

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あたらしい経済 編集部

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