スペースX、約18,700BTC保有を正式開示
イーロン・マスク(Elon Musk)氏率いる宇宙企業スペースX(SpaceX)が、米証券取引委員会(SEC)へ5月20日付で提出したForm S-1登録届出書で、18,712BTCを保有していることを明らかにした。
今回の開示は、スペースXがIPO(新規株式公開)に向けて提出したS-1提出書類によるものだ。これまで同社のビットコイン保有量については、オンチェーン分析企業アーカム(Arkham)などによる推定が広く参照されていた。今回は、財務諸表上の正式な保有量や取得原価がSEC提出資料で明らかになった形となる。
提出資料によると、スペースXは2026年3月31日時点で、総取得原価約6億6,100万ドル(約1,050億円)のビットコイン(BTC)を保有しているという。平均取得単価は1BTCあたり約35,300ドル(約561万円)となる。
また同社は、保有するビットコインの2026年3月31日時点での公正価値について、約12億9,300万ドル(約2,055億円)だったと説明している。なお2025年12月31日時点でも保有数は18,712BTCで、同時点の公正価値は約16億3,700万ドルだった。
スペースXは2021年ごろからビットコイン取得を開始していたとみられている。同時期には、マスク氏率いる電気自動車企業テスラ(Tesla)も15億ドル(約2,384億円)規模のビットコイン購入を実施していた。
一方で、暗号資産メディア「ザ・ブロック(The Block)」によると、アーカムによる昨年時点の推定では、同社が識別したスペースX関連ウォレットの残高は一時6,095BTC程度まで減少していたとのこと。また、アーカムが5月20日時点で追跡しているスペースX関連ウォレット残高は約8,280BTCとなっていたとされる。S-1上の保有量とアーカムの追跡残高には差があるが、これはアーカムが識別できていないウォレットや保管形態が存在する可能性を示している。
参考:FORM S-1 ・アーカム・ザ・ブロック
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