予測市場カルシ、1Bドル調達で評価額22Bドル到達か=報道

カルシの企業評価額が220億ドルに

米予測市場プラットフォームのカルシ(Kalshi)が新たな資金調達ラウンドにて10億ドル(約1,593億円)以上を調達し、同社の企業評価額が220億ドル(約3.5兆円)に達する見通しだと「ウォールストリートジャーナル(WSJ)」が3月19日に報じた。

報道によると同ラウンドは進行中で、米投資会社コーチュー・マネジメント(Coatue Management)が主導するという。前回、昨年12月に実施されたシリーズEの調達ラウンドは、米暗号資産(仮想通貨)特化のベンチャーキャピタルであるパラダイム(Paradigm)が主導。その他にもセコイアキャピタル(Sequoia Capital)、アンドリーセンホロウィッツ(Andreessen Horowitz)、メリテックキャピタル(Meritech Capital)、IVP(Institutional Venture Partners)、アークインベスト(ARK Invest)、アンソスキャピタル(Anthos Capital)、キャピタルG(CapitalG)、ワイ・コンビネーター(Y Combinator)が出資参加していた。

なお前回の資金調達でカルシは10億ドルを調達し、これにより同社の企業評価額は110億ドル(約1.8兆円)になっていた。つまり今回の報道の内容が実現すれば、同社の企業評価額は、昨年12月から倍増することになる。

なお昨年6月に実施されたシリーズCでは1億8,500万ドル(約295億円)調達により企業評価額は20億ドル(約3,189億円)に、昨年10月に実施されたシリーズDでは3億ドル(約478億円)調達により企業評価額は50億ドル(約7,971億円)となっていた。

ネバダ州でのイベント契約提供停止へ

一方でカルシをめぐっては、ネバダ州第1司法地区裁判所が3月20日、同州居住者向けのスポーツ、選挙、エンターテインメント関連イベント契約の提供を14日間停止する仮差し止め命令を出した。

これは、カルシが提供するイベント契約がネバダ州の賭博法に違反するかどうかを争う訴訟で、州側の主張に一定の説得力があると裁判所が判断し、仮処分を認めたためである。

同州のゲーミング規制当局であるネバダ州ゲーミング管理委員会(Nevada Gaming Control Board:NGCB)は2月18日、カルシに対し「無許可ギャンブルに該当する可能性があるとして差し止めを求め」訴訟提起していた。なお同委員会は、3月4日にもカルシに停止命令を出していた。

今年1月には予測市場プラットフォームのポリマーケット(Polymarket)についても、ネバダ州で同様の仮差し止め命令が出されている。

ただし予測市場で提供されるイベント契約については、カルシ側が米CFTC(商品先物取引委員会)の専属管轄にあるデリバティブ取引だと主張している。CFTCは3月12日、イベント契約に関するスタッフ助言を公表するとともに、追加的な規制のあり方に関する意見募集も開始した。

参考:WSJブルームバーグ
画像:PIXTA

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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