楽天ウォレット、「オアシス(OAS)」取扱い廃止へ

楽天ウォレットがOAS上場廃止へ

国内暗号資産(仮想通貨)交換業者の楽天ウォレットが、暗号資産オアシス(OAS)の取扱い廃止予定を10月27日に発表した。11月28日をもって取扱い廃止となるようだ。

発表によるとOASの取扱い廃止理由は、「OASにおけるプロジェクトの継続性や流動性等を総合的に検討した結果、ユーザーへのサービス提供を継続することが適当でないと判断したため」とのことだ。

なお楽天ウォレットは、2023年6月よりオアシスのバリデータに参画している。オアシスのバリデータ一覧を確認したところ、楽天ウォレットは現在もバリデータとして稼働しているようだ。

取扱い廃止スケジュールとしては、11月17日12:00に現物取引(販売所)での購入及びポイント交換は停止。11月28日12:00に現物取引(販売所)での売却、外部への出庫(送付)及び楽天キャッシュチャージが停止される。

現在楽天ウォレットでOASを保有するユーザーは、11月28日12:00までに、同社販売所にて売却するか、外部へ出庫、または楽天キャッシュへチャージするようアナウンスされている。

また取扱い終了後もOASが保有されている場合は、11月29日以降に楽天ウォレットが適当と判断する時期及び方法にてOASを売却し、日本円に換金したうえでユーザーの口座に日本円残高を反映するとのことだ。

参考:楽天ウォレットオアシスバリデータ一覧
画像:PIXTA

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

米DTCC子会社DTC、SECからノーアクションレター取得。規制下のトークン化サービス検証へ

米国の金融市場インフラを担うデポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーション(Depository Trust & Clearing Corporation:DTCC)が、子会社であるデポジトリー・トラスト・カンパニー(Depository Trust Company:DTC)について、米証券取引委員会(SEC)の取引市場部門スタッフからノーアクションレターを取得したと12月11日に発表した

スーパーステートがトークン化株式の直接発行プログラム公開、ソラナとイーサリアムに対応

金融テクノロジー企業のスーパーステート(Superstate)は、イーサリアム(Ethereum)とソラナ(Solana)のブロックチェーン上でトークン化された株式を、米SEC(証券取引委員会)登録の公開企業(上場企業を含む)が直接発行できる新プログラム「ダイレクト・イシュアンス・プログラム(Direct Issuance Programs)」を12月10日に発表した