リップル、XRPトレジャリー企業構想で10億ドル調達へ=報道

リップルが最大級のDAT設立を目指す

米リップル(Ripple Labs)が、暗号資産(仮想通貨)エックスアールピー(XRP)専門のDAT(デジタル資産トレジャリー)企業設立を目的に10億ドル(約1,700億円)規模の資金調達を主導していると「ブルームバーグ(Bloomberg)」が10月17日に報じた。

報道によると資金調達の方法は、SPAC(特別買収目的会社)を通じて行われるとのこと。調達資金は新設されるDAT企業が保管し、XRP購入に充てるようだ。

またリップルが自社保有のXRPの一部を資金調達に活用する可能性があるとのこと。リップルの公式サイトによると同社は7月31日時点で約47億4,000万XRP(約110億ドル)を保有している。

取引条件や設立時期などの詳細は協議中であり、変更される可能性もあるという。

なお今回の報道に先立ち、リップルは10月16日に米トレジャリーマネジメント企業ジートレジャリー(GTreasury)を10億ドル(約1,501億円)で買収する計画を発表している。この買収を通じて、リップルは複数兆ドル規模の企業財務市場に参入することを目指しており、今回の資金調達の構想はその延長線上にあるとの見方もある。

参考:ブルームバーグ
画像:PIXTA

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