米アグリテックのネイチャーズミラクル、最大2千万ドルの「XRP」トレジャリー設立へ

Nature’s Miracle HoldingがXRPトレジャリー設立へ

ネイチャーズミラクルホールディング(Nature’s Miracle Holding:以下ネイチャーズミラクル)が、最大2,000万ドル(約29.2億円)規模のエックスアールピー(XRP)トレジャリー(財務資産)プログラムの設立を7月23日に発表した。

ネイチャーズミラクルは、米国の環境制御型農業(Controlled Environment Agriculture:CEA)向けにサービスを提供するアグリテック(農業テクノロジー)企業。同社は温室や垂直農法など、栽培環境を制御・最適化する農業分野で、農業者向けにソリューションを展開している。

ネイチャーズミラクルは、米投資会社GHSインベストメント(GHS Investments)からの株式資金調達の収益を活用して、暗号資産(仮想通貨)XRPの購入および同社の運転資金に充てる予定とのこと。この資金調達は、米証券取引委員会(SEC)により有効とされた登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」に基づいて行われるという。

また、ネイチャーズミラクルはXRPを長期的な戦略的準備金として取得し、利回りを生み出すためのステーキングの導入や、リップル(Ripple)エコシステムに関連する取り組みも実施する予定とのこと。

さらに同社は今後、株式発行や戦略的な割当て、ストラクチャードファイナンス(仕組みを利用した調達)の組み合わせを通じて、XRPの採用を拡大していく方針とのことだ。

ちなみに、ブロックチェーンベースのIDソリューションを提供するトライデントデジタルテックホールディングス(Trident Digital Tech Holdings)は6月12日、法人向けの大規模なXRPトレジャリーの設立を予定していると発表した。同社は、XRPトレジャリーの設立に向けて最大5億ドル(当時約715億円)を調達するとしていた。

参考:ネイチャーズミラクル
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
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