米サークル「USDC」、L1チェーンのセイにネイティブ対応開始

ネイティブUSDCがセイに対応開始

米サークル(Circle Internet Financial)発行の米ドル建てステーブルコイン「USDC」のネイティブ型トークンが、レイヤー1ブロックチェーンのセイ(Sei)に対応を開始した。サークルとセイのブログより7月24日に発表された。

セイは、並列処理、高速なコンセンサス、最適化されたストレージを組み合わせたレイヤー1ブロックチェーン。現在はDevnet上で、セイの「V3 Giga」アップデートが進行中。これにより既存のあらゆるEVMチェーンと比べて50倍の性能を実現する予定だ。また2025年7月10日時点で「セイ」のTVL(総預かり資産価値)は年初来で188%成長し、2億800万ドルから6億ドルに達したという。また同チェーン上には200以上のアプリが稼働しており、開発者コミュニティも拡大しているとのことだ。

セイ対応開始したネイティブ型のUSDCは、サークルが公式に発行するUSDCであり、常に米ドルと1対1で償還が可能だ。そのため価格がドルと乖離してしまうディペグが起こる可能性が低いという特徴がある。

またセイでは、コスモス(Cosmos)のIBC(ブロックチェーン間通信)経由でノーブル(Noble)から発行されているUSDCも存在する。このノーブル経由のセイ向けUSDCは、ネイティブ版ローンチ時にも引き続き存在することになるというが、サークルとセイ開発財団(Sei Development Foundation)がエコシステムと連携し、セイのネイティブ版USDCへの流動性移行を徐々に進めるとのことだ。

また今回、ネイティブ型「USDC」のブロックチェーン間転送を可能にする「クロスチェーン転送プロトコル(Cross-Chain Transfer Protocol:CCTP)」のアップデート版「CCTP V2」についてもセイに対応を開始した。

CCTPは、USDCを転送元のチェーンで消滅(バーン)させ、転送先のチェーンで発行(ミント)する「バーンアンドミント(Burn and mint)」を採用することで、より安全に他のブロックチェーンにUSDCを移動できる機能である。転送元でトークンをバーンさせることで転送先のトークンがネイティブになるため、トークンの総発行枚数が増加する問題を軽減している。

現在ネイティブ版USDCはセイの他、イーサリアム(Ethereum)、ソラナ(Solana)、アルゴランド(Algorand)、アバランチ(Avalanche)、ヘデラ(Hedera)、ステラ(Stellar)、ノーブル(Noble:コスモスエコシステム)、アービトラムワン(Arbitrum One)、ベース(Base)、OPメインネット(OP Mainnet)、ニア(NEAR)、ポルカドット(Polkadot)エコシステム、ポリゴンPoS(Polygon PoS)、セロ(Celo)、ズィーケーシンク・エラ(zkSync Era)、スイ(Sui)、アプトス(Aptos)、ユニチェーン(Unichain)、リネア(Linea)、ソニック(Sonic)、ワールドチェーン(World Chain)、 エックスアールピー・レジャー(XRP Ledger)、コーデックス(Codex)の合計24チェーンで発行されている。またモナド(Monad)にも対応する予定だ。

またCCTPはV1とV2も含めセイの他、アプトス(Aptos)、アービトラム(Arbitrum)、アバランチ(Avalanche)、ベース(Base)、イーサリアム(Ethereum)、ノーブル(Noble)、OPメインネット(OP Mainnet)、ポリゴンPOS(Polygon POS)、ソラナ(Solana)、スイ(Sui)、ユニチェーン(Unichain)、リネア(Linea)、ソニック(Sonic)ワールドチェーン(World Chain)、 コーデックス(Codex)の16チェーンに対応している。

参考:サークルセイUSDCCCTP
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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