ドイツ銀行が独自ステーブルコイン発行など検討か
独メガバンクのドイツ銀行(Deutsche Bank)が、独自ステーブルコインおよびトークン化預金の導入を検討していると、「ブルームバーグ」が6月6日に報じた。
「ブルームバーグ」のインタビューに応じたドイツ銀行のデジタル資産・通貨部門を率いるサビフ・ベフザド(Sabih Behzad)氏によれば、同行は自社発行トークンの可能性や、業界全体での協業によるステーブルコインプロジェクトへの参加を検討しているとのこと。また、決済用の独自のトークン化預金ソリューションを開発するかどうかも評価中だとベフザド氏は述べている。
メガバンクによるステーブルコインに関する発表は続いている。
5月22日にブラジルの大手金融機関ブラザグループ(Braza Group)は、米ドルに1:1で連動するステーブルコイン「USDB」を、分散型レイヤー1ブロックチェーンのXRPレジャー(XRP Ledger:XRPL)上で発行。
また米銀行大手である、JPモルガン・チェース(JPMorgan Chase)、バンク・オブ・アメリカ(Bank of America:BofA)、シティグループ(Citigroup)、ウェルズ・ファーゴ(Wells Fargo)などもステーブルコインの共同発行で提携を模索していることが5月22日に「ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)」より報じられている。
参考:Bloomberg
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