米大手銀行らがステーブルコイン共同発行で提携を模索か
米銀行大手がステーブルコインの共同発行で提携を模索していると、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が、複数の関係者の話として5月22日に報じた。
これまでのところ、JPモルガン・チェース(JPMorgan Chase)、バンク・オブ・アメリカ(Bank of America:BofA)、シティグループ(Citigroup)、ウェルズ・ファーゴ(Wells Fargo)、その他の大手商業銀行が共同出資する企業が協議しているという。
ただ、協議は初期の構想段階で、変更される可能性もあるという。
ロイターはこの報道を確認できていない。各行はロイターのコメント要請に応じなかった。
ステーブルコインは一定の価値を維持するように設計された暗号資産の一種で、通常は米ドルなどの不換通貨に固定され、暗号資産トレーダーがトークン間で資金を移動させるために一般的に使用される。
WSJによると、銀行コンソーシアムの可能性として議論されているのは、クリアリングハウスとアーリー・ワーニング・サービスの共同所有者に加え、他の銀行にもステーブルコインの利用を認めるモデルだという。
一部の地銀やコミュニティーバンクも、これとは別にステーブルコイン・コンソーシアムの設立を検討しているという。
※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
米銀大手、ステーブルコイン発行で提携を模索=WSJ
画像:Reuters