TISとgC LabsのHinode Technologies、「Side Protocol」のノード運営に参加

Hinode TechnologiesがSide Protocolのバリデータに

Hinode Technologies(ヒノデテクノロジーズ)が、「Side Protocol(サイドプロトコル)」のバリデータとして参加し、ノード運営を開始したことを5月15日に発表した。

なおHinode Technologiesは、TISインテックグループのTISとgumiの連結子会社としてブロックチェーン事業を展開するgC Labsの合弁会社。ブロックチェーンのノード運営および暗号資産会計管理システムの提供を事業内容として4月1日に新設された。

また「Side Protocol」は、Proof-of-Stakeコンセンサスに基づいて構築されたレイヤー1ブロックチェーン。ビットコイン(BTC)を活用したDeFi(分散型金融)ユースケースに特化しているとのこと。ユーザーは「Side Protocol」を通じて、BTCを担保に提供することで他の暗号資産を借りられる。また大手のBTCマイニング企業やバリデータ事業者も同チェーンに参加しているとのこと。

なお今回Hinode Technologiesが参加したバリデータとは、ブロックチェーンのネットワークに接続し、トランザクションが正しいかを検証するノード(コンピューター端末)またはその運用者のこと。バリデータは、その貢献度等に応じた報酬が得られる仕組みとなっている。

またノード運営とは、ブロックチェーン上での取引承認の合意形成が正常に稼働する状態を担保することだ。

なおHinode Technologiesでは、有力ブロックチェーンにおけるノード運営を通じた運営者報酬およびステーキング報酬の獲得および獲得した暗号資産の運用を行っている。

そして同社は将来的にノード運営を通じて得た暗号資産の会計管理ノウハウを活用したサービスを提供することで、暗号資産に関する複雑な会計処理といった大手上場企業の課題解決にも貢献していく予定だという。

この取り組みにてHinode Technologiesでは、web3システムインフラ事業を展開する会社として、ノード運営および暗号資産会計管理システムの提供において国内トップシェアを目指すとのことだ。

TISとgC Labsは2月14日、web3事業の立ち上げから運用までをワンストップで支援するコンサルティングサービス「NUE3(ヌエスリー)」を共同で提供開始していた。

参考:gumi
画像:iStocks/royyimzy

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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