マントル、助成金プログラム「Mantle Scouts Program」の第2弾を5Mドル規模で実施へ

「Mantle Scouts Program」の第2弾実施へ

Mantle(マントル)による助成金プログラム「Mantle Scouts Program」のシーズン2への参加申し込み受け付け開始が12月17日発表された。同プログラムは2025年1月から6月まで実施されるとのこと。

なお前回のパイロットシーズンでは助成金の予算は100万ドル(約1.5億円)だったが、今回は500万ドル(約7.7億円)に予算が拡大している。スカウト(メンター)の数も16名から40名に増員したとのことだ。

Mantleは、レイヤー2ブロックチェーン「Mantle Network」を基盤にした、DAOによるガバナンスやトレジャリーを含めたWeb3エコシステム。同エコシステムでは、同ネットワークのガストークンおよびガバナンストークン「MNT」が発行されている他、イーサリアム(ETH)のリキッドステーキングおよびリステーキングプラットフォーム「mETH Protocol」が提供されている。

そして「Mantle Scouts Program」は、経験豊富な投資家、著名な創業者、そして思想的リーダーを結集し、有望なプロジェクトの開発を加速するために、ターゲットを絞った助成金、メンタリング、および戦略的サポートを提供する目的で設立されたプログラムだ。

前シーズンでは、16プロジェクトが採択され、その多くがマントルエコシステムの中心的な参加者および支持者になったとのこと。採択プロジェクトらはスカウト(メンター)となるHashed(ハッシュド)、Comma3 Ventures(コンマ3ベンチャーズ)、Gam3Girl Ventures(ガム3ガールベンチャーズ)、およびINIT Capital(INITキャピタル)らから積極的なメンタリングとサポートを受け、マントルが提供する技術、マーケティング、財務リソースによって強化されたという。

なお前シーズンでの成功プロジェクトとしてコンシューマー向けのAIアプリ「FIDE AI」が挙げられている。同プロジェクトは「Mantle Network」上で200万件を超えるトランザクションを達成し、一時は同ネットワーク全体のトランザクションの10%を占めるほどであったのこと。

シーズン2では、主にコンシューマー、ペイメント、AIアプリケーションに焦点を当てつつ、Mantleがコア・コントリビューターをしているIgnitionのトークン「FBTC」、「mETH Protocol」に関連する「mETH」および「cmETH」、Agora Finance(アゴラファイナンス)の米ドル建てステーブルコイン「aUSD」、Ethena(エセナ)発行のステーブルコイン「USDe」といった重要なエコシステム資産を統合できるプロジェクトの受け入れが期待されているとのことだ。

シーズン2プログラムへ参加希望のプロジェクトは、「Mantle Scouts Program」のウェブサイトより参加スカウトの全リストと助成金要件が確認可能であるとのことだ。

参考:マントル
画像:iStocks/BadBrother

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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