ダッパーラボ、「NBA Top Shot Moments」集団訴訟を400万ドルで和解

「NBATop Shotは有価証券ではない」

ダッパーラボ(Dapper Labs)が、集団訴訟において和解したと同社CEOロハム・ガレゴズロウ(Roham Gharegozlou)氏がXにて6月4日発表した。

この裁判は、ゲイリー・ルイス(Gary Leuis)氏を筆頭とした原告団が、ダッパーラボ社及びCEOのガレゴズロウ氏に対して2021年に起こした集団訴訟だ。原告らは、ダッパーラボが「NBA Top Shot Moments」を米証券取引委員会(SEC)に登録せず販売したことが証券法に違反したと訴えていた。一方ダッパーラボは、これらの訴えを棄却するよう裁判所へ求めていた。

ガレゴズロウ氏はXにて、「(ダッパーラボ開発のブロックチェーンである)Flow(フロウ)ブロックチェーンゲームは、分散型パブリックネットワークであり、NBATop Shotのようなデジタル・コレクティブルは、トレーディング・カードが有価証券でないのと同様に、有価証券ではないということが合意された」と述べている。

なお各社の報道によれば、ダッパーラボは400万ドルで訴訟を解決することに合意したという。なおこの資金は和解基金に充てられ、原告団への支払いや弁護士費用等に充てられる予定であることが法廷文書に記されているとのこと。

さらに和解合意書では、この和解金と引き換えに、原告らがNFTを証券だと主張することを禁じているという。

またダッパーラボはこの訴訟解決のために、「連邦証券法の遵守と倫理的なマーケティング慣行」に焦点を当てた従業員研修プログラムの義務化、支払い・出金の迅速化などの業務変更にも同意したという。

ガレゴズロウ氏は、ダッパーラボがフロウエコシステムの分散化を確実なものにするため、エコシステム開発準備金の一部として残り全てのフロウコインをフロウ財団に完全に譲渡すると報告している。

「NBA Top Shot Moments」は、米プロバスケットボールリーグNBAを題材にしたブロックチェーンゲーム「NBA Top Shot」にて発行されたNFTだ。NBA選手のプレー動画などをNFTに紐づけて発行されたNFTカードパックは、発売後すぐに完売するなど話題を呼んだ。

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images:iStocks/Ket4up

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

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同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
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