仏証券監督当局、投資家にBybitの無登録営業を警告

フランスでバイビットが無登録営業で警告

フランスにおいてバイビット(BYBIT)がブラックリストに掲載されている暗号資産(仮想通貨)取引所であるとして、フランス金融市場庁(AMF)が同国の個人投資家に対し、5月16日に再度警告を発した。

AMFはバイビットについて、フランスでデジタル資産サービスを提供する権限を持っていないと説明。また同取引所が2022年5月20日以降ブラックリストに登録されていることを伝えた。

フランスにおいて、デジタル資産保管サービス、デジタル資産を法定通貨に基づいて売買するサービス、デジタル資産を他のデジタル資産と交換するサービス、およびデジタル資産取引プラットフォームを運営するサービスを提供するには、デジタル資産サービスプロバイダー(DASP)として登録する必要があるとAMFは説明。

フランスにおいてこれらサービスを未登録で提供するプラットフォームは、同国の法律で違法であるとし、バイビットがDASPとして登録されていないことを強調した。

またAMFは、バイビットのウェブサイトをブロックする権利があるとし、同取引所が突然サービス中止された場合に備えるよう、投資家へ警告を行っている。

なおバイビットは、日本においても警告されている取引所。昨年3月に金融庁はバイビットを含めた無登録取引所へ警告書を発出している。なおバイビットの他に警告を受けたのはビットゲット(Bitget)・エムイーエックスシー(MEXC)・ビットフォレックス(Bitforex)だ。

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参考:AMF
images:iStocks/Anastasiia-Makarevich

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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