バイナンスからロシア事業後継のCommEX、段階的に閉鎖へ

段階的閉鎖を発表

海外大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)より事業譲渡されたロシアの暗号資産資産取引所コムEX(CommEX)が、段階的に閉鎖するようだ。コムEXのテレグラム(Telegram)にて3月25日発表された。

ロシア市場撤退にあたりバイナンスは、昨年9月26日に正式ローンチしたばかりの暗号資産資産取引所コムEX(CommEX)へロシア事業全体を売却することを昨年9月に発表していた。コムEXは英語とロシア語対応の取引所である。

コムEXは今回の発表にて、今年3月25日よりプラットフォームの運用を順次停止すると述べている。

具体的には、25日10:00UTCより「新規ユーザー登録」、「バイナンスからの資金移動」を停止し、「法定通貨及び暗号資産での預金受付」を終了するとのこと。

また、3月28日10:00UTCより簡易先物取引及び先物におけるポジションのオープン終了、4月2日10:00UTCにP2Pマーケットプレイスにおける上場の停止、4月5日10:00UTCにはすべてのP2Pの注文と上場は自動的に終了するとのことだ。なおコムEXの現物市場は4月23日10:00UTCに終了となり、5月10日10:00UTCに公式ウェブサイトが停止しユーザーは完全にアクセスできなくなるとのことだ。

なお5月10日以降に残高を保有するユーザーアカウントには、資産総額の1%の資産管理手数料が課されるとのこと。そのため、コムEXはユーザーに対し、速やかにポジションを決済し、暗号資産を引き出すことを推奨している。

バイナンスは2022年4月、EU(欧州連合)によるロシアへの制裁措置を受け、同国のユーザーに対しサービスの利用制限を行っていた。

しかし昨年4月18日、複数のロシア語のテレグラムチャンネルに、バイナンスが10,000ユーロ超保有者への制限措置を解除したと伝える内容のメッセージ送信されたことが報道された。

これをうけ米司法省は、米国の対ロシア制裁を回避し資金を動かす手段としてバイナンスが違法に利用されていたかを調査していると昨年5月にブルームバーグが報道していた。

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参考:テレグラム(コムEX)
images:iStock/Максим-Ивасюк・Thinkhubstudio

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髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
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