a16z、リステーキングプロトコル「アイゲンレイヤー」に約150億円を出資

a16z cryptoがアイゲンラボへ約150億円出資

a16z cryptoが、アイゲンラボ(EigenLabs)のシリーズBの資金調達を主導し、1億ドルを出資したことを2月22日発表した。

a16z cryptoは、米大手ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz:a16z)のweb3関連の投資部門。またアイゲンラボは、イーサリアム(Ethereum)ベースのリステーキングプロトコル「アイゲンレイヤー(EigenLayer)」の開発元だ。

アイゲンレイヤーは、リキッドステーキングサービスを利用することで得られるトークン「LST」のステーキングを可能にするプロトコル。例えば「リドファイナンス(Lido Finance)」にイーサリアムをステーキングすると得られる「stETH」などを預け入れることで、利回りが得られるというものだ。

アイゲンラボが前回調達したのは昨年3月。シリーズAによる合計5,000万ドルの資金調達を完了している。なお同ラウンドはブロックチェーンキャピタル(Blockchain Capital)主導のもと、コインベースベンチャーズ(Coinbase Ventures)とポリチェーンキャピタル(Polychain Capital)が出資参加した。今回の調達によりアイゲンラボは、合計1億5,000万ドルを集めた。

先日6日にアイゲンレイヤーでは、ステーキング上限を2月9日まで期間限定で撤廃。それによりおよそ2時間で100万ETH以上がステーキングされた。

2月7日時点でプロトコルのTVL(総預かり資産額)は約6168億ドル相当である約176億ETHまで増加したが、DefiLlamaのデータによると記事執筆時点(2月26日16:00)でTVLは、83億7600万ドル(約1.2兆円)を記録している。

関連ニュース

参考:a16zアイゲンレイヤー
images:iStocks/artacet・ChrisGorgio

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【4/26話題】コンセンシスがETH規制でSECを提訴、米国政府マネーファンドがP2Pで転送可能になど

米コンセンシス、イーサリアム(ETH)規制めぐり米SECを提訴、フランクリン・テンプルトン、「米国政府マネーファンド」をP2Pで転送可能に、オーケーコインジャパンにオプティミズム(OP)上場へ、国内3例目、米決済ストライプ、「USDC支払い」今夏から導入へ、Fireblocks、機関向けのDeFiセキュリティ機能を拡張、アーサーヘイズ、ビットコインの強気相場続くと予想、コスモス「IBC」でトークン無限発行のバグ修正、アシメトリックリサーチ報告、ビットコインの改善提案「BIP420」公開、スマコン追加やゼロ知識証明など実装に向け、エルサルバドル、公式デジタルウォレット「Chivo」のソースコード流出、米SEC、テラフォームラボと創業者に約53億ドルの支払い命じる