バイナンスラボ、EigenLayerのリキッドリステーキングトークン(LRT)プロトコル「Renzo」に出資

バイナンスラボがLRTプロトコル「Renzo」に出資

バイナンスラボ(Binance Labs)が、アイゲンレイヤー(EigenLayer)のリキッドリステーキングトークン(LRT)プロトコル「レンゾ(Renzo)」へ出資したことを2月22日発表した。なおバイナンスラボは、大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)のベンチャーキャピタルおよびインキュベーション部門だ。今回の「レンゾ」への出資額については公表されていない。

アイゲンレイヤーは、イーサリアム(Ethereum)ベースのリステーキングプロトコル。リキッドステーキングサービスにトークンをステーキングすることで得られるトークン「LST」のステーキングを可能にするプロトコルである。

また「レンゾ」は、「LST」と同様にリステーキングの担保として「LRT」を発行し、「LRT」に流動性を持たせることを目的としたプロトコル。「レンゾ」を介してアイゲンレイヤーにETHやstETH、wBETHをリステーキングすることで「LRT」のezETHが受け取れる。

バイナンスによると「レンゾ」の使命は、アイゲンレイヤー上の共有セキュリティを開発し、リステーキングにおけるリスク管理の基準を設定することだという。

なお「レンゾ」は今年1月にもシードラウンドで320万ドル(4.8億円)を調達していた。

このラウンドは、Maven11 Capitalが主導し、Figment Capital、SevenX Ventures、IOSG Ventures、その他数名の投資家が出資参加したとのことだ。

ちなみに今回の発表と同日、米大手ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz:a16z)が、アイゲンレイヤーのシリーズBの資金調達を主導し、1億ドルを出資したことを発表している。

関連ニュース

参考:バイナンスレンゾドキュメント
images:iStocks/AntonioSolano

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【4/26話題】コンセンシスがETH規制でSECを提訴、米国政府マネーファンドがP2Pで転送可能になど

米コンセンシス、イーサリアム(ETH)規制めぐり米SECを提訴、フランクリン・テンプルトン、「米国政府マネーファンド」をP2Pで転送可能に、オーケーコインジャパンにオプティミズム(OP)上場へ、国内3例目、米決済ストライプ、「USDC支払い」今夏から導入へ、Fireblocks、機関向けのDeFiセキュリティ機能を拡張、アーサーヘイズ、ビットコインの強気相場続くと予想、コスモス「IBC」でトークン無限発行のバグ修正、アシメトリックリサーチ報告、ビットコインの改善提案「BIP420」公開、スマコン追加やゼロ知識証明など実装に向け、エルサルバドル、公式デジタルウォレット「Chivo」のソースコード流出、米SEC、テラフォームラボと創業者に約53億ドルの支払い命じる