バイナンスにイーサリアムL2「Starknet(STRK)」上場へ

バイナンスにSTRK上場へ

大手海外暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、暗号資産スタークネット:Starknet(STRK)の取り扱い予定を2月20日発表した。

発表によるとSTRKの取り扱いは、現物取引にて2月20日13:00(世界協定時)より開始される。

STRKは同日12:00(世界協定時)にエアドロップが実施される予定となっている。今回のバイナンスでのSTRK取り扱いをこれを受けてものとなる。

取引ペアについては、STRK/BTC、STRK/USDT、STRK/FDUSD、STRK/TRYがサポートされるとのこと。

またSTRKの入金も同時刻より開始されるという。出金については21日13:00(世界協定時)からとなる。

なおSTRKは、バイナンスに上場している他のトークンよりも高いボラティリティと高いリスクをもたらす可能性のあるトークンを表す「シードタグ」が適用されている。

「シードタグ」適用のトークンを取引するには、バイナンススポットまたはバイナンスマージンプラットフォームにて90日ごとに出題されるクイズに合格し、利用規約に同意する必要があるとのことだ。

スタークネットは、zkRollup(zkロールアップ)を活用した、イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2スケーリングソリューション。暗号証明技術「zkスターク(zk-STARKs)」を開発したスタークウェア(StarkWare)によって開発され、現在ではスタークネット財団(Starknet Foundation)によって運営されている。

なおzkRollupとは、暗号技術を利用した証明技術「ゼロ知識証明(zero-knowledge proof:zkp)」活用のロールアップのこと。

またロールアップは、元となるブロックチェーンのセキュリティなどを活用しながら、ガス代(ネットワーク手数料)やネットワークの混雑解消を図るスケーリングソリューションである。

なお「STRK」は、同ネットワーク上の取引手数料(ガス代)の支払いやステーキングに利用できる他、ガバナンス投票へ参加するためのトークンとして機能する。エアドロップにより「STRK」をネットワーク貢献者に配布することにより、保有者は同ネットワークのガバナンスに参加が可能になり、また同ネットワークガバナンスの分散性の実現に貢献する。

現在同ネットワークの手数料はイーサリアム(ETH)だが、それに加え「STRK」でも支払可能になる予定。最終的には「STRK」のみをサポートする体制への移行が予定されている。

関連ニュース

参考:バイナンス
images:iStocks/Ninja-Studio

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【4/26話題】コンセンシスがETH規制でSECを提訴、米国政府マネーファンドがP2Pで転送可能になど

米コンセンシス、イーサリアム(ETH)規制めぐり米SECを提訴、フランクリン・テンプルトン、「米国政府マネーファンド」をP2Pで転送可能に、オーケーコインジャパンにオプティミズム(OP)上場へ、国内3例目、米決済ストライプ、「USDC支払い」今夏から導入へ、Fireblocks、機関向けのDeFiセキュリティ機能を拡張、アーサーヘイズ、ビットコインの強気相場続くと予想、コスモス「IBC」でトークン無限発行のバグ修正、アシメトリックリサーチ報告、ビットコインの改善提案「BIP420」公開、スマコン追加やゼロ知識証明など実装に向け、エルサルバドル、公式デジタルウォレット「Chivo」のソースコード流出、米SEC、テラフォームラボと創業者に約53億ドルの支払い命じる