ワールドコインのデイリーユーザーが100万人に、Sora発表受け「WLD」高騰

ワールドコインのデイリーユーザーが100万人に

ワールドコイン(Worldcoin)の「ワールドアプリ(World App)」のデイリーユーザー数が、2月12日~18日の週で100万人を超えたことが、ワールドコインの公式Xから18日発表された。

またWLDは17日に4.3円程度を推移していたが、19日には史上最高額となる7.9円にまで180%近い上昇をした。なお記事執筆時点では7円を付けている状況だ(2/20コインマーケットキャップ調べ)。

この価格上昇の背景には、AIチャットボットサービス「ChatGPT」を提供するオープンエーアイ(OpenAI)が16日(現地時間15日)にリリースした新生成AIモデル「Sora」が関連しているとみられる。なお「Sora」は、ユーザーがプロンプトから入力したテキストに基づいて、最長1分間のビデオを生成可能とする新たなシステムだ。なおリリース日は未定となっている。

ワールドコインは、OpenAIのCEOであるサム・アルトマン(Sam Altman)氏によって設立され、昨年7月に正式ローンチしたプロジェクト。

同プロジェクトは「オーブ(Orb)」と呼ばれるボール状のデバイスで網膜をスキャンし、各人それぞれの虹彩の特徴をデジタルコードに変換することで個人を識別する「World ID」を発行する。現在このスキャンは無料ででき、スキャンしたユーザーは現在無料の暗号資産「Worldcoin(WLD)」を受け取れる。この「WLD」の配布により、ベーシックインカム実現も計画されているという。

公式サイトによると記事執筆時点で約348万件の「World ID」が登録されている状況だ。

関連ニュース

参考:ワールドコイン
images:iStocks/Robert-Way

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【12/15話題】リップルやサークルらが連邦信託銀行の条件付承認、SECの個人投資家向け暗号資産カストディ解説資料など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

米DTCC子会社DTC、SECからノーアクションレター取得。規制下のトークン化サービス検証へ

米国の金融市場インフラを担うデポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーション(Depository Trust & Clearing Corporation:DTCC)が、子会社であるデポジトリー・トラスト・カンパニー(Depository Trust Company:DTC)について、米証券取引委員会(SEC)の取引市場部門スタッフからノーアクションレターを取得したと12月11日に発表した