バイナンス前CEOの判決が4月下旬に延期

より厳しい量刑の求刑可能性も

大手暗号資産(仮想通貨)取引所のバイナンス(Binance)の前CEOであるチャンポン・ジャオ(Changpeng Zhao:CZ)氏の刑事裁判の判決が延期となるようだ。各社が2月12日報じている。

CNBCによると、CZ氏の米国のアンチマネーロンダリング法違反に対する判決を4月30日まで延期する旨をシアトル連邦地裁が2月12日通知したという。

なおCZ氏への判決は当初2月23日に下される予定であった。

またCZ氏は連邦ガイドラインでは最高18か月の懲役刑を科される可能性があるが、検察当局はより厳しい量刑を求刑することを検討していると報じられている。

なおCZ氏の弁護士であるウィリアム・バルク(William Burck)氏は延期についてのコメントを控えているという。

CZ氏は昨年11月、バイナンスが効果的なマネーロンダリング防止プログラムを保てない原因を故意に作ったとして有罪を認めた後、同年11月23日にバイナンスのCEOを辞任。またCZ氏は同月29日、バイナンスUS(Binance.US)の会長職も退いている。

バイナンスは司法取引の一環として、43億ドル(約6,417億円)以上を支払うことに同意。CZ氏は、米商品先物取引委員会(CFTC)に1億5000万ドル(約223.8億円)の違約金を支払うことに同意していた。

なおCZ氏は判決まで、米国本土に滞在するよう命じられている。

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参考:CNBC
images:Reuters

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髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

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