テザー社が昨年第4四半期で約4170億円の純利益を計上、過去最高益

過去最高額の純利益

ステーブルコインUSDTの発行元であるテザー(Tether)社が、2023年第4四半期に過去最高益となる28億5000万ドル(約4170億円)の純利益を計上したと1月31日発表した。

純利益の内訳は、10億ドル(主に米国債からの利益)が準営業利益。そして残りは主に金とビットコインの準備金の増加によるものだという。

これによりテザー社の超過準備金は史上最高額となる22億ドル(約3220億円)増の合計54億ドル(約7903億円)を記録し、残りの6.4億ドル(約936億円)はマイニング、AIインフラ、P2P通信などの分野に戦略的投資されたという。なお同社は残りの6.4億ドルを準備金の一部とは考えていないとのこと。

また独立監査法人BDOの証明書によれば、テザー社の昨年末時点の無担保ローン残高48億ドルが、超過準備金で完全にカバーされているという。同社は「トークン準備金から担保付きローンのリスクを取り除くという目標を達成したことを誇りに思う」と述べている。

テザー社は「このような有担保ローンは広く過剰担保となっているが、テザー社はエクスポージャーの全体をカバーするのに十分な超過準備金を蓄積した。これは、過去にコミュニティがポートフォリオのこの部分について表明した懸念に応えるものだ」と伝えている。

テザー社は前四半期末に8,888BTC(当時の価格で約563.6億円)を買い増していた。

テザー社は昨年5月、利益の一部をビットコイン(BTC)投資に充てることを発表。同社は、純利益の最大15%をビットコインの購入に充当する予定だと述べていた。

なお同社はこれらのビットコインをカストディなどの第三者機関に保管せず、すべて自社で保管しているとのことだ。

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参考:テザー社
images:iStocks/Who_I_am

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
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