韓国SKテレコムがアプトスラボと提携、Tウォレット強化へ

Web3ウォレット強化へ

韓国の大手通信企業「SKテレコム(SK Telecom/SKT)」が、レイヤー1ブロックチェーン開発のアプトスラボ(Aptos Labs)及び同社技術パートナーのアトムリグスラボ(Atomrigs Lab)と三者契約を締結したと11月7日発表した。

SKテレコムは今回の連携を、ユーザーが好むメインネットや分散型アプリケーション(dApps)との提携を強化するための戦略的な動きだと説明。

またこの提携によりSKテレコムは、同社開発のWeb3ウォレット「Tウォレット」の強化に重点を置くという。

SKテレコムが10月に発表した「Tウォレット」はトークンの保管や、クリプトクオント提供のオンチェーン分析ツールにアクセスできるブロックチェーンベースのスマホアプリだ。

「Tウォレット」は、機関向けではなく一般ユーザー向けに提供され、一般ユーザーによるブロックチェーン技術やオンチェーンデータへのアクセス障壁を下げる狙いがあるという。

「SKテレコム」は今年8月、ポリゴンラボ(Polygon)と提携し、「SKテレコム」提供のNFTマーケットプレイス「トップポート(TopPort)」にポリゴンブロックチェーンを統合することを発表している。

イーサリアム仮想マシン(EVM)以外のブロックチェーンの統合としてはアプトスが初だ。

アプトスの共同設立者兼最高技術責任者(CTO)のエイブリー・チン(Avery Ching)氏は、Xにて「ムーブ、秒以下のレイテンシー、クラス最高のスループット、エンタープライズ・グレードのオペレーションを通じ、新しいクラスのインターネット体験を提供することを楽しみにしている」と述べている。

関連ニュース

参考:SKテレコム
images:iStoks/angel_nt

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

合わせて読みたい記事

【4/26話題】コンセンシスがETH規制でSECを提訴、米国政府マネーファンドがP2Pで転送可能になど

米コンセンシス、イーサリアム(ETH)規制めぐり米SECを提訴、フランクリン・テンプルトン、「米国政府マネーファンド」をP2Pで転送可能に、オーケーコインジャパンにオプティミズム(OP)上場へ、国内3例目、米決済ストライプ、「USDC支払い」今夏から導入へ、Fireblocks、機関向けのDeFiセキュリティ機能を拡張、アーサーヘイズ、ビットコインの強気相場続くと予想、コスモス「IBC」でトークン無限発行のバグ修正、アシメトリックリサーチ報告、ビットコインの改善提案「BIP420」公開、スマコン追加やゼロ知識証明など実装に向け、エルサルバドル、公式デジタルウォレット「Chivo」のソースコード流出、米SEC、テラフォームラボと創業者に約53億ドルの支払い命じる