クラーケン、ペイパルのステーブルコイン「PayPal USD(PYUSD)」取引開始

クラーケンで「PYUSD」が取引開始

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)が、米決済大手ペイパル(PayPal)の独自ステーブルコイン「PayPal USD(PYUSD)」の取引開始を8月21日発表した。

「あたらしい経済」が調べたところ、フォビ(Huobi)やクリプトドットコム(Crypto.com)、バイビット(Bybit)など「PYUSD」の上場や入金開始を発表している取引所はあるものの、取引開始をした取引所はクラーケンが初である。

なおクラーケンでは「PYUSD」をクラーケン(販売所)およびクラーケンプロ(取引所)にて取り扱っている。

取引ペアについては「PYUSD」に対し、米ドル(USD)およびユーロ(EUR)が対応するという。

「PYUSD」は、米ドルの価格に1:1でペッグ(固定)されたステーブルコインだ。8月7日にペイパルがローンチを発表した。なおペイパルのような大手金融会社が独自のステーブルコインを発行するのは、初の事例である。

ペイパルによると「PYUSD」の価値は米ドル預金・短期米国債・同様の現金相当物に100%裏付けられているという。発行元については「パクソストラストカンパニー(Paxos Trust Company)」が担当している。

また「PYUSD」はイーサリアム(Ethereum)ブロックチェーン上で発行されるERC-20規格のトークンとのこと。そのため、既に大規模で成長を続けている外部開発者コミュニティや暗号資産ウォレット、web3アプリケーションで「PYUSD」は利用できるようになる他、暗号資産取引所でも簡単に採用可能であると、ペイパルは説明している。

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参考:クラーケン
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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