米フィデリティ、再び現物ビットコインETFの上場申請

米フィデリティが現物ビットコインETFの上場を再申請

米大手資産運用会社フィデリティ(Fidelity)が、再び暗号資産(仮想通貨)ビットコインの現物価格に直接連動する上場投資信託(ETF)の取引所への上場を申請していることが、上場予定先であるシーボー・グローバル・マーケッツ(Cboe Global Markets)が米証券取引委員会(SEC)に提出した書類で明らかになった。

過去数年間でビットコインの現物ETFの上場申請は数十件に上り、フィデリティも昨年1月に申請を行った。しかしSECはいずれも認めていない。詐欺行為や相場操縦を防ぎ、投資家の保護や公共の利益実現につながる各種基準を満たしていないとの理由でだ。

ただ最近になってブラックロック(BlackRock)やウィズダムツリー(WisdomTree)、インベスコ(Invesco)、ヴァンエック(VanEck)、ビットワイズ(Bitwise)といった資産運用大手が相次いで現物ビットコインETFの上場申請に動いており、フィデリティもこの流れに乗った形だ。

ボストン拠点のフィデリティは、マーケット・メーカーであるシタデル・セキュリティーズ(Citadel Securities)とバーチュ・フィナンシャル(Virtu Financial)、リテールブローカーのチャールズ・シュワブ(Charles Schwab)、ベンチャーキャピタルのパラダイム(Paradigm)とセコイア・キャピタル(Sequoia Capital)を含むコンソーシアムの一員でもある。

はじめてのビットコインはメルカリで

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【5/9話題】SBIとチリーズが提携し日本でファントークン、ロビンフッドのQ1決算は黒字転換など

SBIとチリーズ(CHZ)が提携、日本でファントークン提供を計画。合弁会社設立も、米ロビンフッド、Q1は黒字転換 暗号資産事業の好調で、コインチェックの米ナスダック上場はQ2~Q3に予定か、登録書類は米SECに提出、日本円ステーブルコイン「JPYC」、YUTOと事業創造キャピタルの「YTFUND」から資金調達、マスターカードら、複数のトークン化証券を決済する共有台帳技術の実証実験開始、ナイジェリア政府、バイナンスが主張する贈収賄疑惑を否定=報道、ヴィタリック、アカウント抽象化(AA)を改良する「EIP-7702」発表