フィデリティが個人投資家向け暗号資産取引「Fidelity Crypto」提供へ、BTCとETH対応予定

フィデリティがBTC・ETH取引サービス提供へ

米大手金融機関フィデリティ(Fidelity)が、個人投資家向けの暗号資産(仮想通貨)取引サービス「フィデリティクリプト(Fidelity Crypto)」の提供予定を11月3日発表した。

同サービスについては現在公式サイトにて、早期アクセスリストの登録受付が開始されている。

「フィデリティクリプト」は米国向けに提供される予定で、フィデリティの子会社であるフィデリティデジタルアセット(Fidelity Digital Assets)のサービス提供地域が対象となる。対象地域はニューヨークをはじめとした51州がサポートされていることが、早期アクセスリストの登録受付から確認できる。

フィデリティによると同サービスはビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の2銘柄に対応する予定。取引手数料無料の代わりに、最大1%のスプレッドが課されるという。

また同サービスは、1ドルから暗号資産取引ができるのと同時に、従来の株式投資と暗号資産への投資両方を統合して表示するとのことだ。

同社は9月26日にイーサリアム(ETH)のインデックスファンドである「フィデリティ・イーサリアム・インデックス・ファンド(Fidelity Ethereum Index Fund, LP)」を提供開始。また、2020年にはビットコイン(BTC)のインデックスファンド「ワイス・オリジン・ビットコイン・インデックス・ファンドI(Wise Origin Bitcoin Index Fund I)」を立ち上げていた。

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参考:フィデリティ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/FinkAvenue

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
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