テザー社がエネルギー生産とBTCマイニング事業開始へ、ウルグアイで

テザー社がウルグアイでBTCマイニング事業開始へ

米ドルステーブルコイン「USDT」発行のテザー(Tether)社が、ウルグアイにてエネルギー生産を行い、同国で持続可能なビットコイン(BTC)マイニング事業に取り組むことを5月30日発表した。

なお今回の取り組みに際してテザーは、ウルグアイの地元企業と協働していくことも発表しているが、企業名などは明かしていない。

テザーがビットコインマイニング事業に取り組むうえでウルグアイを選択した理由は、同国がエネルギーインフラへの大規模な投資により、堅牢で信頼性の高い送電網システムを持っているからだという。

発表によるとウルグアイは、風力発電や太陽光発電を中心とした再生可能エネルギーによる発電量が94%を占めるなど、再生可能エネルギーにおいて世界的リーダーとして台頭しているとのこと。

また豊富な天然資源に恵まれたウルグアイは、再生可能エネルギーの生産に理想的な条件を備えており、風力発電所やソーラーパーク、水力発電プロジェクトの設立を促進し、クリーンで環境に優しいエネルギーの安定供給が保証されているとのことだ。

現在テザーはこの取り組みに向けてリソースを投資しており、その一環としてビットコインマイニングのサポート及び促進する為、再生可能エネルギー源に投資しているとのこと。

なお今回の取り組みは、テザーが世界における技術リーダーになる為の動きとしており、現在エネルギー分野の専門家を採用してチームの増強に取り組んでいるとのことだ。

関連ニュース

参考:TetherTether energy
images:iStocks/Samuil_Levich

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【1/10話題】リミックスポイントが5億円のビットコイン追加購入、サークルがトランプに100万USDC寄付 など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

米サークル、トランプ次期大統領の就任委員会に100万USDCを寄付

米サークル(Circle Internet Financial)が、次期米大統領ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の就任委員会に、同社発行のステーブルコイン「USDC」を100万USDC(約1.6億円)分寄付した。サークルの共同創業者兼CEOジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)氏が、自身のXアカウントにて1月10日発表した

タイ副首相、プーケットで外国人観光客向けのビットコイン決済試験運用へ=報道

タイの副首相ピチャイ・チュンハワジラ(Pichai Chunhavajira)氏が、プーケットで外国人観光客を対象に暗号資産(仮想通貨)決済の試験運用を開始予定であると、タイマーケティング協会主催のセミナーで発表した。このことはタイのニュースメディア「ザネーション(The Nation)」が1月8日報じた