サッカーチーム「ブランデュー弘前FC」、FiNANCiEでトークン発行

ブランデュー弘前FCがFiNANCiEでトークン発行

次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」が、サッカーチーム「ブランデュー弘前FC」のトークン新規発行および販売開始を3月13日発表した。

「ブランデュー弘前FC」は、東北社会人1部リーグに所属するサッカーチーム。青森県弘前市を中心とする津軽地方をホームタウンに、Jリーグ入りを目指して2012年に発足している。

発表によると「ブランデュー弘前FC」は今回のトークン発行によるファンディングにて、「競技面の進化」および「地域貢献活動の発展」といった2軸で津軽地方を盛り上げていくための共創ファンコミュニティ形成を目指すとのことだ。

なお今回FiNANCiE上で発行されるトークンは「ブランデュートークン」として販売されるとのこと。

「ブランデュートークン」購入者は特典として、コミュニティ運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。投票はトークン保有数に応じて投票数が多くなる仕組みや、保有しているトークン数の割合によって抽選特典の当選確率が変動する仕組みとなっている。また一定のトークンを保有しているサポーターには限定の特典も提供されるとのこと。

「ブランデュートークン」の初回販売は、3月13日11:00から開始しており5月1日20:00まで実施される予定だ。

「ブランデュートークン」の販売メニューは、コースによって獲得できるトークン数や特典が異なる全9種類の支援コースが用意されている。

10,000ptで購入できる「支援コース①」から300,000ptで購入できる企業向けの「支援コース⑨」までがある。

それぞれのコースの購入者には購入pt分のトークンが付与される他、「トークン保有者限定コミュニティへの参加」、「投票企画・抽選応募への参加権」やNFTとなる「初期サポーター記念コレクション001」が付与される。

またコースによっては「選手と一緒にフットサル体験権利」、「新ブラッフェグッズ先行ゲット」、「選手と一緒にお茶会参加権利」、「2023シーズン全選手サイン入りユニフォーム(1st)」、「選手と1時間マンツーマンレッスン権利」、「選手・スタッフ納会参加権利」、「山本監督の講演会実施」、「スペシャルマッチパートナー権利」などの特典がある。

なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できる。また「FiNANCiE」で発行されている各コニュニティートークンは、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産(仮想通貨)でもないとのことだ。

「あたらしい経済」編集部は今回の取り組みに関して、株式会社ブランデュー弘前の代表取締役である西澤雄貴氏より以下のコメントを得た。

このたびブランデュー弘前FCでは2023シーズンより次世代型クラウドファンディングサービス「FiNANCiE」を導入し、クラブトークンを発行させていただくことになりました。

クラブトークンを発行することにより、選手の環境整備を進め競技力向上を図り、JFL昇格に向けて進んでいくことと同時に、地域を愛し、地域愛されるクラブづくりを進めていく中で、ブラッフェねぷたの復活など地域貢献活動をより積極的に進めて行きたいと思っております。クラブにとってもweb3を活用した新たな挑戦です。みなさんもぜひご協力いただきチームを後押ししてください。

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【4/23話題】キャンターがSBやテザーらとビットコイン投資会社を設立か、トランプ大統領のメディア企業がETFを年内ローンチへなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

シンガポール証券取引所、「ビットコイン無期限先物」を今年後半に提供へ=報道

シンガポール最大の取引所グループであるシンガポール証券取引所(SGX)が、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)を対象としたパーペチュアル(無期限先物)型のデリバティブ取引を今年の後半にも提供するようだ。メディア「ザ・ビジネス・タイムズ(The Business Times)」が4月21日に報じた

Charles Schwab、「ビットコイン現物取引」を26年4月に開始へ=報道

米大手金融サービス企業チャールズシュワブ(Charles Schwab)CEOリック・ワースター(Rick Wurster)氏が、2026年4月中旬までに暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の現物取引を、同社プラットフォーム上で提供開始する計画を明らかにした。米金融メディア「リアビズ(​RIABiz)」が4月19日に報じた

米大手金融キャンター、ソフトバンクやテザーらと30億ドル規模のビットコイン投資会社を設立か=報道

米金融大手キャンター・フィッツジェラルド(Cantor Fitzgerald)が、ソフトバンク(SoftBank)、テザー(Tether)、ビットフィネックス(Bitfinex)と提携し、ビットコインの投資会社を新たに設立する計画を進めていると「英フィナンシャルタイムズ(Financial Times)FT」が関係者からの情報として4月23日に報じた

トランプ大統領のメディア企業、Crypto[.]comらと正式提携でETFを年内ローンチへ

トランプメディア&テクノロジーグループ(Trump Media and Technology Group Corp:TMTG/Nasdaq: DJT)が、上場投資信託(ETF)および上場投資商品(ETP)の立ち上げに向け、海外暗号資産(仮想通貨)取引所クリプトドットコム(Crypto.com)および米資産運用会社ヨークビルアメリカデジタル(Yorkville America Digital)との間で拘束力のある契約を締結したと4月22日に発表した

【4/22話題】ストラテジーが約5.5億ドルでビットコイン追加購入、イーサリアム財団が研究開発の優先順位を見直しなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored