ポリゴンラボ、従業員20%削減へ

ポリゴンラボが従業員削減へ

ポリゴンネットワーク開発のポリゴンラボ(Polygon Labs)が、同社従業員の20%にあたる100人を削減したと2月21日発表した。

リリースでは従業員削減の経緯については言及されていないが、ポリゴンラボの共同創設者であるサンディープ・ネイワル(Sandeep Nailwal)氏が2月21日のツイートの中で今回の削減について触れている。

同氏は「(ポリゴンラボの)財務は引き続き健全で、残高は2億5000万ドルを超え、MATICは19億を超えている。今後数年間、イーサリアムをスケーリングすることでWeb3の大量採用を促進するための戦略を具体化した」とツイートし、それに続く形で「この戦略の大部分には、ポリゴンラボ下ですべてのチームを統合し、さらなる成長を促進することが含まれる。この統合プロセスの一環として、チームを 20%削減するという難しい決断を下し、複数のチーム及び約100のポジションに影響を与えた」と述べている。

なお今回の削減対象となったのは、ポリゴンの従業員の大半を占める米国及び、カナダ、インドの従業員であることをポリゴンラボの広報担当者が明かしたとコインデスクが報道している。

ちなみに発表によれば、今回削減の対象となった従業員には、役職や在籍期間を問わず退職金として3か月分の給与が支払われるとのことだ。

ポリゴンラボは2月16日、ゲーム開発大手のスクウェア・エニックスとの提携を発表したばかり。スクエニが今春リリース予定のweb3プロジェクト「シンビオジェネシス(Symbiogenesis)」の開発にあたり、ポリゴン(Polygon)ネットワークを採用するとのことだ。

関連ニュース

参考:ポリゴンラボ
デザイン:一本寿和

images:iStocks/undefined-undefined

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

合わせて読みたい記事

【4/18話題】NTTデータとセキュリタイズJPのデジタル証券プラットフォーム、a16zがLayerZeroのZROを取得など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

a16z、登録投資顧問に対する「暗号資産カストディ規則」見直し提言

米大手ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz:a16z)は、登録投資顧問(Registered Investment Adviser:RIA)が暗号資産(仮想通貨)を直接カストディ(自己保管)できるようにするため、米証券取引委員会(SEC)に対してカストディ・ルールの見直しを求める書簡を、4月9日に提出した

香港SFC、ChinaAMCの「イーサリアム現物ETF」にステーキング機能承認

香港証券先物委員会(SFC)が、中国資産運用会社チャイナアセットマネジメント(ChinaAMC)が運用する暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の現物価格に連動するETF(上場投資信託)について、ステーキング機能の提供を承認した。ステーキング業務を担う暗号資産取引所OSLデジタル証券(OSL)が4月16日に発表した