Visa、暗号資産決済Wirexと戦略的パートナーシップ締結

VisaがWirexとパートナーシップ締結

米決済大手ビザ(Visa)が、暗号資産(仮想通貨)決済プラットフォーム提供のワイレックス(Wirex)との戦略的パートナーシップ締結を2月13日に発表した。

英ロンドンに拠点を置くワイレックスは、暗号資産を決済手段として利用できるプリペイドカードやデビットカードを発行する企業。

ワイレックスは以前から、米国において暗号資産ビザデビットカードを発行している。また欧州でのビザプリンシパルメンバーのメンバーシップにも加盟している。今回はビザとの長期の戦略的グローバルメンバーシップにワイレックスが署名した形となっている。

なお今回のパートナーシップには、APAC(アジア太平洋地域)と英国国内においてワイレックスがビザのメンバーとなるといった内容も含まれている。これによりワイレックスは、今後暗号資産に対応したデビットカードとプリペイドカードを世界40か国以上で直接発行できるようになるという。

ワイレックスは現在多くの顧客を英国に抱えているため、同社は今回のパートナーシップについて「新たなマイルストーンになるだろう」とリリース内では語っている。

またビザのアジア太平洋地域デジタルパートナーシップ責任者のマット・ウッド(Matt Wood)氏は「ビザは、デジタル通貨と当社の銀行および加盟店のネットワークを接続することで、消費者にさらなる支払いオプションを提供したいと考えています。ワイレックスがアジア太平洋地域に焦点を広げ、この地域でビザを受け入れている何百万もの加盟店で人々が暗号資産を簡単かつシームレスに使えるようになることをうれしく思っています」と語っている。

ビザは2月5日に開催された「スタークウェア・セッション2023(StarkWare Sessions 2023)」にてステーブルコイン決済に注目していることを明らかにしている。これについてビザの暗号資産部門責任者のキュイ・シェフィールド(Cuy Sheffield)氏は、「ビザはブロックチェーン技術の台頭を事業拡大のチャンスと捉えている」と語っていた。 

関連ニュース

参考:ワイレックス
デザイン:一本寿和

images:iStock/2Ban

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

合わせて読みたい記事

【9/10話題】メタプラネットが3億円分のビットコイン追加購入、韓国SK PlanetがOasysと提携など(音声ニュース)

メタプラネットが3億円分のビットコイン追加購入、合計保有数398.832BTCに、韓国SKテレコムのSK Planet、ゲーム特化チェーン「Oasys」と提携、バイナンス子会社Tokocrypto、インドネシアで物理暗号資産トレーダー(PFAK)ライセンス取得、a16zクリプト、アクセラレーター参加企業21社を発表、米民主党候補ハリス氏が公約を公開、暗号資産関連の言及はなし、SocialFi「friend. tech」開発チーム、管理権を放棄、マジックエデンで日次取引量が6000万ドルに、MEトークン等の期待で、Eigenlayerがシーズン2エアドロップを実施へ、総供給量5%放出、BAYCとBMWが提携、実車両「ApeCar」製作、大和ハウスグループとUPBONDら、web3活用でインバウンド向け旅行体験の実証実験へ

Sponsored