LINE NFT、物件仲介手数料が0.5ヶ月分になるNFT「サクラノスマイ」発売へ

LINE NFTで賃貸仲介手数料がお得になるNFT発売へ

LINE提供のNFTマーケットプレイス「LINE NFT」において、賃貸会員権NFT「サクラノスマイ」が販売されることが2月3日発表された。アプリマーケティング事業などの広告事業を展開する凸(デコ)と、不動産サービスを提供するa-space(エースペース)によるNFT活用の新たな取り組みになるとのこと。

今回発売される「サクラノスマイ」を保有するユーザーは、同NFTを取り扱い店舗で提示することで、対象物件の仲介手数料が0.5カ月分(税抜)になるという。なお現時点での取り扱い店舗は渋谷の「ナビエス渋谷店」および池袋の「a-space」となっている。また東京・埼玉・千葉・神奈川の物件につき利用可能とのこと(取り扱い希望の店舗は申し込み受付中で、取扱い物件は順次全国に拡大予定)。

その他の利用ルールとして内見は3件まで。4件目以降は1件につき3000円の代金が発生するとのことだ。またNFT利用後の仲介手数料が3万円以下になる場合は、仲介手数料を3万円(税別)とするという。

なお同NFT保有ユーザーは、何度でもNFTを利用して賃貸手数料を低減でき、使用後は「LINE NFT」のマーケットにおいて2次流通することもできるとのこと。

賃貸会員権NFT「サクラノスマイ」は2月3日12:00より発売となる。販売枚数は50枚限定で、販売価格は1000円(税込)。LINEの暗号資産LINK(LN)でも購入が可能なようだ。なお今後第二弾の販売も予定されているという。

ちなみに「サクラノスマイ」のサイトによると、大手NFTマーケットプレイスのオープンシー(Open sea)でも販売が行われるようだ。こちらでの購入の際はイーサリアム(ETH)での決済となる。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

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参考:賃貸会員権NFT「サクラノスマイ」
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Максим-Ивасюк・Thinkhubstudio

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

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