米コインベース、「MultiversX(EGLD)」上場へ

米コインベースにEGLD上場へ

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、暗号資産マルチバースエックス:MultiversX(EGLD)の取り扱い予定を12月7日発表した。

EGLDの取り扱いは流動性条件が満たされ次第、日本時間12月7日18:00(UTC:同日9:00)以降に開始される予定。「コインベースドットコム(Coinbase.com:販売所)」及び、同社提供の個人トレーダー向けプラットフォーム「コインベース・エクスチェンジ(CoinbaseExchange)」にてサポートされるとのこと。なお日本居住者のコインベースユーザーはサポート対象となる。

取引ペアについては、EGLD-USDがサポートされることになっており、取引は段階的に開始されるという。

なお今回取扱いされるEGLDはマルチバースエックスネットワークのネイティブトークンとなる為、その他のブロックチェーン上で発行されたEGLDはコインベースへ送金できないとのこと。

マルチバースエックスとは

マルチバースエックスは、トランザクションの処理技術のひとつである「シャーディング」を使用することで高速な取引速度の提供を目指しているブロックチェーンプロトコル。3200以上のノードが世界中にあるという。なお先月11月にエルロンドから名称を変更している。

またEGLDは、マルチバースエックスのネイティブトークンであり、ステーキング、ガバナンス、トランザクション、スマート コントラクト、バリデータ報酬などに利用されている。

なお現在のところEGLDは、バイナンス(Binance)やフォビ(Huobi)、オーケーエックス(OKX)、クーコイン(KuCoin)、バイビット(Bybit)など多くの暗号資産取引所で取り扱われている他、パンケーキスワップV2(PancakeSwapV2)などの分散型取引所(DEX)でも取引が行われている。なお時価総額は約1,478億円となる(12/7 コインマーケットキャップ調べ)。

関連ニュース

米コインベース、「Aavegotchi(GHST)」と「Litentry(LIT)」上場へ

アップル、コインベースウォレットのNFT送信機能を停止

コインベースウォレット、BCH・ETC・XLM・XRPをサポート対象外へ

MakerDAO、コインベースのカストディで約2380億円を運用へ

米コインベース、シンガポールで決済機関のライセンス取得

参考:エルロンド

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

米資産運用会社VanEck、欧州市場向けにソラナETNにステーキング報酬を導入

米資産運用会社ヴァンエック(VanEck)が、欧州市場向けに、ソラナ(Solana / SOL) ETN(Exchange Traded Note:上場投資証券)にステーキング報酬を追加した。このことは、ヴァンエックのデジタル資産調査部門の責任者マシュー・シーゲル(Matthew Sigel)氏が自身のXアカウントより10月21日に報告している

【10/25話題】国内の暗号資産ETF等の組成等に向けた提言公表、米MSが株主総会の議決項目に「ビットコインへの投資評価」など(音声ニュース)

「国内における暗号資産ETF等の組成等に向けた提言」、交換業者や証券会社らの勉強会が公表、米マイクロソフト、12月株主総会の議決項目に「ビットコインへの投資評価」を設定、米政府ウォレットから30億円相当の暗号資産が不正流出か、クラーケンがDeFi向け独自チェーン「Ink」を来年Q1ローンチへ、オプティミズムスーパーチェーンで、ユニスワップが「暗号資産ブリッジ機能」追加、9ブロックチェーン間に対応、スイ財団、インキュベーションハブ「SuiHub」をドバイで開設、米マイクロストラテジー会長マイケルセイラー、暗号資産カストディに関する発言で批判浴びる

スイ財団、インキュベーションハブ「SuiHub」をドバイで開設

レイヤー1(L1)ブロックチェーン「スイ(Sui)」の開発を支援するスイ財団(SuiFoundation)が、ブロックチェーン技術の普及とスタートアップ支援を目的としたドバイ首長国拠点のインキュベーションハブ「スイハブ・ドバイ(SuiHub Dubai)」を設立した。このことは「スイ」の公式Xより10月24日発表された

米マイクロストラテジー会長マイケルセイラー、暗号資産カストディに関する発言で批判浴びる

マイケル・セイラー(Michal Sayler)氏が、10月21日に公開されたインタビューの中で述べたコメントに対して批判が集まっている。イーサリアムの共同創設者であるヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏も、10月23日に自身のXアカウントにてセイラー氏の主張に異議を唱えている