コカコーラがFIFAワールドカップ記念NFTを発表、Crypto. com、GMUNKらと

コカコーラがFIFAワールドカップ記念NFT

コカ・コーラ(Coca Cola)が、暗号資産(仮想通貨)取引所クリプトドットコム(Crypto.com)やデジタルアーティストの「GMUNK」と提携し、FIFAワールドカップカタール2022を記念したNFT「Pieces of Magic」のリリースを12月5日発表した。

「Pieces of Magic」は試合中のプレーヤーの動きを追跡して生成された10,000 個からなるNFTコレクションで、各チームのフィールド上での攻撃・タックル・勝利のゴールなどから生まれる「ヒートマップ」に基づいて作られると発表されている。なおこれらのNFTはデジタルアーティストの「GMUNK」が制作協力する。

「GMUNK」はハリウッド映画「トロン:レガシー」や「オブリビオン」のSFルックを手がけるなど、長きにわたりデジタル空間で活躍するNFTアーティストだ。同氏の作品はクリスティーズ、サザビーズ、および世界中の美術ギャラリーで展示されている。

「GMUNK」は今回の発表とこれらのNFTに添えて「これらのNFTの中核として、『Piece of Magic』では、サッカーのデータを私たちの絵筆として使用し、密度・行動・色のアプリケーションを定義し、サッカーの精神を取り入れながら各試合に固有の視覚的なストーリーを描く没入型の芸術作品を形成し作成していく」とコメントしている。

これらのNFTコレクションは、Crypto.comのNFTプラットフォームのアカウントへサインアップすることで利用可能となる。資格を有するユーザーは、コカ・コーラのファンゾーンページに登録後、NFTバナーをクリックすることで同NFTを保有できるチャンスを得られるようだ。

ザ コカ・コーラ カンパニーのFIFAワールドカップゼネラルマネージャーであるナズリ・ベルベログル(Nazli Berberoglu)氏は「GMUNKとの素晴らしいコラボレーションにより、1万個の素晴らしくてユニークな 『Pieces of Magic』がNFTの形で提供され、ファンは永遠にそれを所有することができる。GMUNKのヒートマップNFTは、ワールドカップ期間中に選手たちが見せる情熱と決意を表現しており、ピッチ上で繰り広げられる選手たちの運動能力とパフォーマンスが素晴らしいデジタルアートの作品にインスピレーションを与えている。今年のFIFAワールドカップは、web3の技術を活用した最初の大会となる」とコメント。

クリプトドットコムの最高マーケティング責任者のスティーブン・カリフォウィッツ(Steven Kalifowitz)氏は「コカ・コーラ及びGMUNKと提携し、ブロックチェーン上に永遠に記録されるこの歴史的な試合を記念できて光栄に思う。私たちは一緒に全く新しい形の記念品を作っているのだ」と述べている。

なおコカ・コーラとクリプトドットコム(Crypto.com)はFIFAワールドカップ・カタール2022の公式スポンサーだ。

またコカ・コーラは2021年7月に初となるNFTコレクションを発表していた。NFTコレクションの名称は「コカ・コーラ フレンドシップ ボックス」で、OpenSea上で販売されていた。

関連ニュース

コカ・コーラ、NFTコレクション発表

Crypto. com、「FIFAワールドカップ・カタール2022」公式スポンサーに就任

クリプトドットコムがレストランガイド「La Liste」と提携、web3支援へ

FIFAがNFTコレクションをローンチへ、アルゴランドで

マンチェスターユナイテッドが初のNFTデジタルコレクション発表、テゾス(XTZ)で

参考:Crypto.com
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Yevheniia-Matrosova

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

合わせて読みたい記事

【4/26話題】コンセンシスがETH規制でSECを提訴、米国政府マネーファンドがP2Pで転送可能になど

米コンセンシス、イーサリアム(ETH)規制めぐり米SECを提訴、フランクリン・テンプルトン、「米国政府マネーファンド」をP2Pで転送可能に、オーケーコインジャパンにオプティミズム(OP)上場へ、国内3例目、米決済ストライプ、「USDC支払い」今夏から導入へ、Fireblocks、機関向けのDeFiセキュリティ機能を拡張、アーサーヘイズ、ビットコインの強気相場続くと予想、コスモス「IBC」でトークン無限発行のバグ修正、アシメトリックリサーチ報告、ビットコインの改善提案「BIP420」公開、スマコン追加やゼロ知識証明など実装に向け、エルサルバドル、公式デジタルウォレット「Chivo」のソースコード流出、米SEC、テラフォームラボと創業者に約53億ドルの支払い命じる