露最大の商業銀行スベルバンクがメタマスク対応へ、独自プラットフォームで

スベルバンク、独自プラットフォームにメタマスク対応へ

ロシア最大の商業銀行スベルバンク(SberBank)が、同社独自ブロックチェーンプラットフォームを、web3ウォレット「メタマスク(MetaMask)」に対応する計画を11月30日発表した。

スベルバンクの独自プラットフォームは、デジタル金融資産(Digital Financial Asset:DFA)を発行するために今年7月に立ち上げられた。

今回の発表でスベルバンクは、自社プラットフォームがイーサリアム(Ethereum)と互換性があると言及。同行は「開発者が銀行のブロックチェーンネットワークとオープンブロックチェーンネットワークの間でスマートコントラクトやプロジェクト全体を自由に転送できるようになる予定」と話している。

また「メタマスク」が利用できるようになることで、スベルバンクのプラットフォーム上のトークンおよびスマートコントラクトとのやり取りが可能になるとのこと。これにより同行のプラットフォームでユーザーが独自トークンの発行とスマートコントラクトが生成できるようになり、それらを銀行の情報システムとの統合により、スマートコントラクトに基づくロシアルーブル(RUB)決済が可能になると説明されている。

スベルバンクは今年3月にロシア連邦中央銀行から、企業向けのデジタル金融資産発行と交換を行うサービスライセンスを取得していた。

ロシアでは昨年1月1日からDFA法が施行され、中央銀行から認可を受けた事業体は暗号資産等のデジタル金融資産の発行ができるようになっていた。

関連ニュース

露スベルバンク、独自プラットフォームでデジタル金融資産発行

露スベルバンク、独自プラットフォームでデジタル資産取引を実施へ

ロシアのスベルバンク、デジタル資産の発行交換サービス開始へ

ロシア大手銀行スベルバンクが独自デジタル通貨発行に向け中央銀行に申請

参考:スベルバンク
images:iStocks/wrangel

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【12/7話題】a16zが2024年に暗号資産業界で期待すること、ワールドコインがコミュニティ向け助成金プログラムなど

a16z、「2024年に暗号資産業界で期待すること」9項目を公開、ワールドコイン(WLD)、コミュニティ向け助成金プログラム公開、ロビンフッドがEUで「Robinhood Crypto」提供開始、取引でBTC付与特典も、サザビーズ、初の「ビットコイン・オーディナルズ」のオークション開催へ、コインチェックにアバランチ(AVAX)上場、国内8例目、米判事、バイナンス前CEOの有罪答弁を受理、UAEへの帰国は保留、仏大手銀行ソシエテ、ユーロ建てステーブルコインの取引開始へ、AnkrがzkSyncハイパーチェーンの「Rollup as a Service」提供開始、ZKスタックでマターラボと、SafeがWeb3Authと提携、ソーシャルアカウントでのウォレット作成ツール発表、gumiのシンガポール子会社、韓国Com2uS開発「XPLA」のノード運営に参加

Sponsored