Liquid by FTXが日本円と暗号資産の出金終了へ、FTX JPへサービス移行で

Liquid by FTXからの出金終了へ

国内暗号資産(仮想通貨)取引所Liquid by FTX(リキッドバイFTX)が、同社提供の日本円の出金および暗号資産の出庫サービス終了予定を10月5日発表した。10月7日13:00を持って終了するという。

Liquid by FTXはFTX Japanへのサービス移行を進めており、8月31日にレバレッジ取引を、9月29日には現物取引サービス終了と入金停止を行っていた。

今回の処置をもってLiquid by FTXは完全にサービス終了することになる。なお現在もLiquid by FTXに資産を保有するユーザーは、その資産を10月7日13:00までに他の保管場所へ移す必要がある。

発表によるとLiquid by FTXとFTX Japanのアカウントを連携することで、Liquid by FTXに保有する資産をFTX Japanへ無料で引き継げるとのこと。

またLiquid by FTXからウォレットなどへ暗号資産を出庫する場合でも、FTX Japanから出庫するほうが手数料が安くなっているため、一度FTX Japanへ資産を引き継ぐことが推奨されている。

FTXは今年2月、国内暗号資産取引所「Liquid by Quoine(リキッドバイコイン)」の親会社リキッドグループを買収した。それにより「Liquid by Quoine」運営元のQUOINE(コイン)株式会社が、FTX Japan株式会社に社名変更した。

その後FTX Japan株式会社は、旧Quoineの取引所を「Liquid by FTX」と名称変更し、別に新たな取引所「FTX Japan」を立ち上げた。FTX Japan株式会社はしばらく「Liquid by FTX」と「FTX Japan」の2つの取引所を展開していたが、同社提供の取引所サービスは「Liquid by FTX」が終了することにより「FTX Japan」へ一本化されることとなった。

関連ニュース

Liquid by FTXが現物取引の提供終了へ、FTXJPへサービス移行で

Liquid by FTX、キャッシュ(QASH)とステラルーメン(XLM)上場廃止へ

「FTX Japan」ローンチ、日本市場へ本格参入

暗号資産取引所「Liquid by Quoine」が「FTX Japan」に社名変更

FTXがオーストラリアで事業展開、「FTXオーストラリア」設立

参考:Liquid by FTX
デザイン:一本寿和

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【4/26話題】コンセンシスがETH規制でSECを提訴、米国政府マネーファンドがP2Pで転送可能になど

米コンセンシス、イーサリアム(ETH)規制めぐり米SECを提訴、フランクリン・テンプルトン、「米国政府マネーファンド」をP2Pで転送可能に、オーケーコインジャパンにオプティミズム(OP)上場へ、国内3例目、米決済ストライプ、「USDC支払い」今夏から導入へ、Fireblocks、機関向けのDeFiセキュリティ機能を拡張、アーサーヘイズ、ビットコインの強気相場続くと予想、コスモス「IBC」でトークン無限発行のバグ修正、アシメトリックリサーチ報告、ビットコインの改善提案「BIP420」公開、スマコン追加やゼロ知識証明など実装に向け、エルサルバドル、公式デジタルウォレット「Chivo」のソースコード流出、米SEC、テラフォームラボと創業者に約53億ドルの支払い命じる