バイナンスが韓国釜山市と覚書締結、ブロックチェーン産業の発展促進で

バイナンスが韓国釜山市と覚書締結

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、韓国の釜山市と覚書(MoU)を締結したことを8月26日発表した。

これにより釜山市は、ブロックチェーンエコシステムの発展と同市におけるデジタル資産取引所推進に向け、バイナンスから技術・インフラの支援を受けるとのこと。またバイナンスからオーダーブック(取引板)の共有もされるという。さらにバイナンスは年内に釜山市に拠点を設ける予定としている。

現在計画されている釜山市での取り組みとして、既にある釜山市のブロックチェーン規制フリーゾーンを活用して関連ビジネスやプロジェクトを促進することや、バイナンスが同市における関連研究と投資を支援するとのことだ。

またバイナンスの教育プラットフォーム「バイナンスアカデミー(Binance Academy)」によるブロックチェーン専門教育やオンラインリソース提供の他、慈善団体「バイナンス チャリティ財団(Blockchain Charity Foundation)」を通じて社会福祉を促進するイニシアチブの推進、今年に釜山市で開催されるブロックチェーンウィーク(BWB 2022)の開催サポートも行っていくとのことだ。

バイナンスは5月にカザフスタン共和国の行政機関となるデジタル開発・イノベーション・航空宇宙産業省と覚書(MOU)を締結していた。

こちらでは、同国の暗号資産市場内における銀行インフラの統合と、分散型台帳技術の開発および実装の機会を模索する他、ITスタートアップハブ「アスタナハブ(Astana Hub)」の国内外の人材に対して支援し、地域のブロックチェーンハブ創設を実現させる予定としていた。

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参考:バイナンス
images:iStocks/Junghee-Choi

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
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