クリプトドットコム、カナダで暗号資産事業者の事前承認取得

クリプトドットコムがカナダで暗号資産事業者の事前承認取得

暗号資産(仮想通貨)取引所クリプトドットコム(Crypto.com)が、カナダにおける暗号資産関連事業者としての事前承認を得たことを8月15日発表した。カナダのオンタリオ証券委員会(OSC)より暗号資産事前登録業者として承認され、事業運営の許可を得たとのことだ。

これによりクリプトドットコムは、現在カナダでこの規制に沿って運営されている最初の国際的な暗号資産プラットフォームとなったとのこと。

なお今回の発表はクリプトドットコムが昨今進めている世界各国での規制ライセンスの取得の勢いを加速させるものであるとしている。同社は6月にドバイ仮想資産規制局から暗号資産ライセンスの仮承認、シンガポール金融管理局から主要決済機関ライセンスの基本承認を受け、7月にはイタリアの規制当局OAMによるサービス提供の承認、キプロスの証券取引委員会(CySEC)からの承認を得ており、そして8月8日には韓国での電子金融取引法および仮想資産サービスプロバイダー登録、8月11日にはケイマン諸島金融管理局の規制認定を受けている。

今回の発表に際し、クリプトドットコムのCEOクリス・マルザレック(Kris Marszalek)氏は、「北米市場、特にカナダは、暗号市場の潜在的成長の重要な領域を示しており、カナダの顧客に安全、安心、信頼できるグローバルプラットフォームへのアクセスを提供する上で、OSCとCSAと協力できることを誇りに思います」と語っている。

クリプトドットコムは、2016 年に設立された暗号資産取引プラットフォームを提供する企業だ。暗号資産取引サービスに加え、クリプトドットコムVisaカード (Crypto.com Visa Card)という、法定通貨だけでなく、暗号資産でもチャージすることもできるプリペイドカードの発行や、ステーキングや独自のパブリックブロックチェーンなども提供している。

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参考:クリプトドットコム
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Abscent84・Simon-Lehmann

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
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