メルカリ売上などビットコインに、メルコイン交換業登録完了

メルコインが暗号資産交換業の登録完了

メルカリの子会社メルコインが、資金決済に関する法律に基づく暗号資産交換業者としての登録が完了したことが分かった。

メルコインはメルカリの子会社として、暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーンに関するサービスの企画・開発を行うことを目的に、昨年4月に設立された企業である。

今回の暗号資産交換業者登録は6月17日に完了したという。なお金融庁の発表によると取り扱い予定の暗号資産は「ビットコイン(BTC)」のみとなる。

今回の登録完了によりメルコインは、同社の2023年度となる今年7月~来年6月の期間を目途に、フリマアプリ「メルカリ」の売上金やポイント、スマホ決済サービス「メルペイ」の残高を使ってビットコインの取引ができる機能の提供等を開始したいと伝えている。

なおメルコインは今回の交換業者の認可により、第二種会員として入会する一般社団法人日本暗号資産取引業協会(JVCEA)の第一種会員に昇格する予定となる。

JVCEAは金融庁の認定資金決済事業者協会で、第二種会員は暗号資産交換業者への登録が「申請中」または「申請予定」の事業者のことを指し、第一種会員の入会資格は、金融庁認可の暗号資産交換業者または暗号資産関連デリバティブ取引業者となっている。

関連ニュース

メルカリ子会社「メルコイン」がJVCEA第二種会員に、暗号資産取引所事業に向け前進

メルコイン、日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)に入会

【取材追記】メルカリが仮想通貨取引所事業参入か、子会社メルコインを4月末に設立し交換業者の新規登録申請予定

【取材】プロ野球パ・リーグ6球団とメルカリ、NFT事業を年内開始へ。基盤はFLOW

日本政府がweb3環境整備を本格化、骨太方針を閣議決定

参考:メルコイン
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Максим-Ивасюк・Thinkhubstudio

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【4/24話題】香港でビットコインとイーサの現物ETFが月末から取引開始か、メタプラネットが2億円分BTC追加購入へ

香港、ビットコインとイーサリアムの現物ETFを4/30から取引開始か=報道、東証スタンダード上場メタプラネット、ビットコインを2億円分追加購入へ、ソラナのDEX「Jupiter」がモバイル版公開へ、Ultimate Wallet買収で、コインベースの米国外取引所、WIFおよびPEPEを無期限先物取引で取扱いへ、ビットコインL2「スタックス(STX)」、アップグレード「ナカモト」開始、PayPal、環境配慮の「ビットコインマイナー向けインセンティブプログラム」提案、NPOのEnergyWebらと協力で、米リップルラボ、SEC要求の約20億ドルの罰金に異議申し立て、SBI、Web3領域を中心としたコミュニティ「Bto3」創設、イーサリアム「edcon2024 TOKYO」、チケットが無料に