コインベース、SNS機能付きNFTマーケットプレイスのベータ版ローンチ

コインベース、NFTマーケットプレイスのベータ版ローンチ

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、NFTマーケットプレイスであるコインベースNFT(Coinbase NFT)のベータ版をローンチしたことを4月20日に発表した。

コインベースNFTは単にNFTを売買するだけではなく、SNSのようにコミュニティを構築することができるマーケットプレイスとなっているとのこと。

この点について同社のプロダクト担当であるサンチャン・サクセナ(Sanchan Saxena)氏は以下のようにコメントしている。

「コインベースNFTは、クリエイターとコレクターがコミュニティを構築して関与するのに役立つ場所になりたいと考えています」

今回公開されたベータ版では、アカウントのプロフィール設定や任意のセルフカストディウォレットを介したNFTの売買、他ユーザーのフォロー、コメントなどの機能を利用することができる。なおベータ版を利用するためにはウェイティングリストに登録する必要があるとのことだ。

対応するブロックチェーンについては現在はイーサリアムのみとなっており、今後複数のチェーンに対応する予定とのこと。また、取引手数料については期間限定で無料となっており、今後適切な料金設定を行っていくとのことだ。

コインベース創業者兼CEOのブライアン・アームストロング氏は、ツイッターにて次のように説明している。

「コインベースNFTにはソーシャル要素があります。ただ時間をかけてソーシャルをより分散化する必要があることは認識しています。私たちはまだweb2.5の世界から抜け出せず、web3に向かって進んでいます。資産は分散化され、アイデンティティも分散化されますが、フォロワーグラフ、コメント、投稿内容の一部はまだ中央集権的です。このようなものを、時間をかけてオンチェーン化する機会が豊富にあります」

コインベースNFTは今後数か月以内にドロップ、ミンティング、クレジットカード対応などの機能を追加し、Web3ソーシャルマーケットプレイスの実現を目指すとのことだ。

コインベースは昨年10月にNFT事業への参入およびNFTマーケットプレイスの設立計画を発表している。また、アメリカの暗号資産取引所であるオーケーコイン(OKcoin)も独自NFTマーケットプレイスの設立計画を4月19日に発表している。

関連ニュース

米コインベースがNFT参入、マーケットプレイス「Coinbase NFT」年内開始

米コインベース、人気NFT「BAYC」のアニメ映画製作へ

【取材】ステイクのアスター(ASTR)、米コインベースから資金調達

オーケーコイン、NFTマーケットプレイス立ち上げへ

藤原カムイのメタバース「ランドNFT」、DEAが発売へ

参考:Coinbase 
デザイン:一本寿和
images:iStocks/PerlaStudio・artacet

この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

合わせて読みたい記事

【4/19話題】アプトスラボが金融機関向けプラットフォーム「Aptos Ascend」構築へ、バイナンスが違約金支払いインド再参入かなど

アプトスラボ、マイクロソフト・SKテレコム・ボスコンらと提携。金融機関向けプラットフォーム「Aptos Ascend」構築へ、バイナンス、約3億円の違約金を支払いインド再参入か=報道、バイナンスがドバイでVASPライセンス取得、個人投資家にもサービス提供可能に、バイナンス、トークンローンチプラットフォーム「Megadrop」公開。「BounceBit(BB)」取扱へ、イーサリアムのモバイルOS開発「ethOS」、web3スマホ「ethOS phone」発売開始、米クラーケン、独自開発のセルフカストディウォレット「Kraken Wallet」リリース、OKX、レイヤー2ブロックチェーン「X Layer」ローンチ