国際ホッケー連盟がNFTマーケットプレイス立ち上げへ、SIMBAと提携

国際ホッケー連盟とSIMBAがパートナーシップ締結

国際ホッケー連盟(FIH)がNFTマーケットプレイスを立ち上げることが3月29日分かった。

発表によるとFIHは、米インディアナ州に拠点を置くブロックチェーン企業SIMBA Chain(シンバ・チェーン)とパートナーシップを締結。SIMBAが提供する「SIMBAマーケット」内にてホワイトラベルの形式でNFTマーケットプレイスを立ち上げるとのことだ。なおSIMBAのツイッターによると近日中のリリースとなるようだ。

SIMBAマーケットは、SIMBA Chainが新しくリリースしたパブリックNFTマーケットプレイスである。また企業やブランドが「SIMBAマーケット」を通じて独自のNFTをミント(鋳造/発行)・販売できる自社のNFTマーケットプレイスを立ち上げることが可能だ。

FIHは今回立ち上げるNFTマーケットプレイスにて、試合のハイライト動画やデジタル記念品などを販売する予定とのことだ。

またSIMBA Chainは今年1月にベルギー国内サッカーリーグ1部に所属するクラブ・ブルッヘと提携し、NFTマーケットプレイスを立ち上げた。クラブ・ブルッヘはUEFAチャンピオンズカップの決勝に進出したことがあるベルギー唯一のクラブである。

なおSIMBAマーケットは、現在、イーサリアム(Ethereum)、クォーラム(Quorum)、ステラルーメン(Stellar)、アールエスケー(RSK)、バイナンス(Binance)、アバランチ(Avalanche)、ハイパーレッジャーファブリック(Hyperledger Fabric)、ハイパーレッジャーバロウ(Hyperledger Burrow)、ハイパーレッジャーソウトゥース(HyperledgerSawtooth)をサポートしているとのことだ。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

関連ニュース

アメリカ空軍がサプライチェーンネットワーク構築のためブロックチェーン企業「SIMBA」に150万ドルの資金提供の契約締結

米格闘技PFLが独自NFTプラットフォーム提供へ、マーキュリーと提携

FiNANCiEでプロアイスホッケーチーム「横浜GRITS」がクラブトークン発行

国際オリンピック委員会(IOC)がNFT販売発表、アニモカと共同で、ブロックチェーンはFlow

参考:SIMBA
デザイン:一本寿和
images:iStocks/master1305

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道