米格闘技PFLが独自NFTプラットフォーム提供へ、マーキュリーと提携

米PFLがマーキュリーと提携し、NFTプラットフォームを立ち上げ

米総合格闘技団体のプロフェッショナル・ファイターズ・リーグ(PFL)が、独自のNFTプラットフォームの開発・運営を行うことが分かった。

PFLはNFTプラットフォーム開発のマーキュリー(Mercury)と提携し、デジタルグッズ販売をすることを3月3日発表した。またファンがデジタルグッズとなるNFTを購入・取引・販売できるように独自プラットフォーム展開も明らかにした。

販売するNFTは、PFLや出場選手をインスパイアしたものになるとのこと。4月20日に開幕する2022年のレギュラーシーズンに先駆けて提供される予定とのことだ。

なおPFLのブロックチェーンに関する取り組みとしては、昨年3月にブロックチェーン企業チリーズ(Chiliz)の運営するファンエンゲージメントプラットフォーム「Socios.com(ソシオスドットコム)」でファントークンの発行を開始している。

またPFLの他にも米国の格闘技団体としては、UFC(Ultimate Fighting Championship)がブロックチェーン開発企業Dapper Labsとライセンスパートナーシップを締結し、今年1月に独自のNFTマーケットプレイスを立ち上げ、NFTコレクターズアイテムを販売している。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

関連ニュース

米国初、格闘技団体PFLがチリーズ(Chiliz)の「Socios.com」でファントークンを発行

総合格闘技プロモーターのUFCがブロックチェーン開発企業Dapper Labsとパートナーシップ締結

米総合格闘技UFC、コレクタブルNFT「UFC STRIKE」販売へ。ダッパーラボの「FLOW」で

米総合格闘技団体UFC、チリーズ上でファントークン発行へ

参考: PFL
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Anton-Vierietin・shironosov

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

合わせて読みたい記事

【3/29話題】オアシス(OAS)の国内上場日が決定、DCJPYが東京都と補助金の実証実験など(音声ニュース)

Oasysのトークン「OAS」、ビットバンクでの上場日決定、DNPと三菱UFJ銀行、分散型ID技術と事業化の検証へ、bitFlyer、Lightning FXの現物決済を提供終了へ、デジタル通貨「DCJPY」、東京都の事業者向け補助金に係る実証実験を実施、国内IEO4例目、「Nippon Idol Token(NIDT)」の購入申し込みが本日開始、大手企業のweb3課題に挑む専門家集団「KEY3 STUDIO」始動、博報堂キースリーら20社超で設立、イーサリアム次期大型アップグレード「Shapella」、メインネット実装日が正式発表、英財務省、NFT発行計画を一時停止、米クラーケンが英F1チーム「Williams Racing」と提携、初パートナーに、OKX、香港法人を設立し暗号資産ライセンス申請へ、分散型取引所「dYdX」、V4のプライベートテストネットがローンチ

Sponsored