南葛SCとSHIBUYA CITY FC、選手報酬一部をトークンで。南葛は稲本潤一選手も入団でホルダーに

選手の報酬一部にクラブトークン採用、FiNANCiEで

関東サッカーリーグ1部に所属するサッカークラブ「南葛SC」及び、東京都リーグ1部所属のサッカークラブ「SHIBUYA CITY FC」の選手に対し、報酬の一部がクラブトークンで支払われることが分かった。

ブロックチェーン技術を利用した次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」は、上記2チームが、所属する選手への報酬の一部を「FiNANCiE」のクラブトークンで支払う契約について、サポートすることを1月18日に発表した。

なお国内スポーツチームにおいて、報酬の一部としてチームのクラブトークンを提供する取組は初の事例となるとのこと。

今回の取り組みについて「南葛SC」では、稲本潤一選手の入団に際して、報酬の一部をFiNANCiE(フィナンシェ)の南葛SCクラブトークンにて支払われることが決定しているという。

また「SHIBUYA CITY FC」では、2022シーズンに契約する全選手を対象に、同じく契約報酬の一部をクラブトークンにて支払うことが決定しているとのことだ。

「南葛SC」は昨年6月に「FiNANCiE」上に南葛SCクラブトークンを発行し、初回トークン販売では656名のサポーターに総額4200万円を超えるファンディングを実施した。

また「SHIBUYA CITY FC」は、昨年3月に「FiNANCiE」上にてクラブトークンを発行し、マーケットプレイス開催後の5月上旬には、一時最大値で900円近くまでトークン価値が上昇したことがSNSなどで話題になった。

あたらしい経済編集部は南葛SCのゼネラルマネージャー岩本義弘氏とSHIBUYA CITY FC 代表 小泉翔氏から今回の取り組みについてコメントを得た。

南葛SC ゼネラルマネージャー 岩本義弘氏のコメント

FiNANCiEのクラブトークンにて選手の報酬を支払うという初の試みを、稲本潤一選手の契約で実施しました。予想以上に多くの反響をいただき、また既存のトークンホルダーの皆さんにも喜んでいただけたことに手応えを感じました。今後もこうした新たなチャレンジを積極的にやっていければと思います。

SHIBUYA CITY FC 代表 小泉翔氏のコメント

契約選手全員へトークンを付与するという取り組みは、選手も一体となって共にクラブの価値を高めていくというメッセージを、選手たち向けだけでなく対外的にも伝えられたらと思い、実施を決定いたしました。

関連ニュース

渋谷からJリーグ参入を目指す「SHIBUYA CITY FC」がFiNANCiEでクラブトークン発行 

『キャプテン翼』高橋陽一氏代表の「南葛SC」、FiNANCiEでトークン発行 マイクリとのNFTコラボも実施

【速報】フィナンシェとコインチェック、「FiNANCiE」独自トークンIEOに向け契約締結

NFTゲームのバーチャル空間に「巨大経済圏」が生まれる理由(Thirdverse/FiNANCiE代表取締役CEO 国光宏尚氏)

デザイン:一本寿和
images:iStocks/artacet・master1305

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道