ブラジルサッカー「CRヴァスコ・ダ・ガマ」、チリーズ「Socios. com」でファントークン発行へ

CRヴァスコ・ダ・ガマ、チリーズのSocios. comでファントークン発行へ

ブラジルの国内プロサッカーリーグ「ブラジレイロ・セリエB」加盟の「CRヴァスコ・ダ・ガマ」が、ファンエンゲージメントプラットフォーム「Socios.com(ソシオスドットコム)」にて、ファントークン「$VASCO」を発行することが1月18日発表された。

ブラジルのサッカークラブがファントークン発行を発表するのは、アトレチコ・ミネイロ、SCコリンチャンス・パウリスタ、CRフラメンゴ、サンパウロFC、SEパルメイラス、SCインテルナシオナルに続き、今回で7チーム目となる。

なお昨年9月からのソシオスドットコム新規ユーザーは、ブラジル人ユーザーが40%を占めていると発表されている。

また「CRヴァスコ・ダ・ガマ」の公式ファントークン「$VASCO」の販売時期および価格などの詳細については、近日中に公開されるようだ。

「Socios.com」は運営元のチリーズが開発したブロックチェーン技術を活用し、プロスポーツチームがファントークンの発行と販売ができるプラットフォームだ。

ファントークンを発行することでスポーツチームは資金調達でき、またファンはファントークンを購入することでチームが行う投票企画に参加できる権利や、グッズなどを入手できる権利などを取得できる仕組みとなっている。この仕組みにより、チームとファンに新たなエンゲージメントを生み出すことが期待されている。

チリーズは現在欧州のプロサッカーリーグの多くのチームを中心に提携を行いファントークンを発行している。またサッカーに留まらず、北米ではNBA:バスケットボール、NHL:ホッケーのチームや総合格闘技団体のPFLとUFCとも提携しており、韓国やインドのスポーツチームとの提携など国・ジャンルを問わず展開を進めている。

また先週11日には、新たにイタリアプロサッカーリーグ「セリエA」と提携することを発表している。

関連ニュース

伊セリエA、チリーズ「Socios. com」と提携

英広告規制当局、アーセナル公式ファントークンのプロモーションを警告

NBAニックスとNHLレンジャース、チリーズ「Socios. com」と提携

ブラジルサッカー「SCインテルナシオナル」、チリーズのSocios. comでファントークン発行へ

チリーズ「Socios. com」が米NHL12チームと提携

参考:ソシオスドットコム
デザイン:一本寿和
images:iStocks/msan10

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

米DTCC子会社DTC、SECからノーアクションレター取得。規制下のトークン化サービス検証へ

米国の金融市場インフラを担うデポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーション(Depository Trust & Clearing Corporation:DTCC)が、子会社であるデポジトリー・トラスト・カンパニー(Depository Trust Company:DTC)について、米証券取引委員会(SEC)の取引市場部門スタッフからノーアクションレターを取得したと12月11日に発表した

スーパーステートがトークン化株式の直接発行プログラム公開、ソラナとイーサリアムに対応

金融テクノロジー企業のスーパーステート(Superstate)は、イーサリアム(Ethereum)とソラナ(Solana)のブロックチェーン上でトークン化された株式を、米SEC(証券取引委員会)登録の公開企業(上場企業を含む)が直接発行できる新プログラム「ダイレクト・イシュアンス・プログラム(Direct Issuance Programs)」を12月10日に発表した