米SEC、2件のビットコイン現物ETFを非承認

米SEC、2件のビットコイン現物ETFを非承認

米投資会社のクリプトン(Kryptoin)とヴァルキリー(Valkyrie)が、それぞれ米証券取引委員会(SEC)へ申請していたビットコイン現物ETF(上場投資信託)が最終判断により非承認となったことが12月22日分かった。

米国では現物のビットコインETFは、いまだ承認に至っていない。これまでに米資産運用会社ヴァンエック(VanEck)と米資産管理会社ウィズダムツリー(WisdomTree Digital Commodity Services)の申請した現物ビットコインETFについても非承認の判断が下されている。

なお今回非承認となった理由だが、SECの公開した書類によると「詐欺行為や相場操縦の防止と投資家の利益を保護するための要件を満たしていない」と記載されており、ヴァンエックとウィズダムツリーの際と同じ理由によって非承認となっている。

関連ニュース

ウィズダムツリー現物ビットコインETF、米SECが非承認 

VanEckの現物ビットコインETFが最終回答で非承認、先物は16日より取引開始 

【有識者解説】ビットコインETF、今注目すべきこと

米国でビットコイン先物ETF取引開始、初日売買代金は約10億ドル。現物も過去最高値付近まで上昇 

参考:SEC書類:KryptoinSEC書類:Valkyrie
デザイン:一本寿和
images:iStocks/LongQuattro・Imagesines

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【10/11話題】メタプラネットが今月3度目のビットコイン購入、ユニスワップがイーサL2「Unichain」ローンチへなど(音声ニュース)

メタプラネットが今月3度目のビットコイン購入、10億円相当追加で合計保有数748.502BTCに、ユニスワップがイーサL2「Unichain」ローンチへ、OPスタック採用、米SEC、カンバーランドDRWを無登録で暗号資産取引を行ったとして提訴、ユービーアイソフト、初のweb3ゲーム今月リリースへ。オアシス(OAS)のL2採用で、タイ、投資信託やプライベートファンドによる暗号資産関連商品への投資規制緩和へ、米決済ストライプが「Pay with Crypto」提供開始、、USDCとUSDPで支払い可能に、バビロン、ステーキング上限撤廃で約14億ドル相当のビットコイン集める

米決済ストライプが「Pay with Crypto」提供開始、USDCとUSDPで支払い可能に

決済インフラ提供の米ストライプ(Stripe)が、米ドルステーブルコイン「USDC」を決済通貨として利用できる暗号資産(仮想通貨)決済機能「ペイウィズクリプト(Pay with Crypto)」を提供開始した。「USDC」を発行する米サークル(Circle Internet Financial)の共同創業者兼CEOジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)氏が公式Xにて10月10日発表した