VanEckの現物ビットコインETFが最終回答で非承認、先物は16日より取引開始

VanEckの現物ビットコインETFが最終回答で非承認

米SEC(証券取引委員会)が、米資産運用会社ヴァンエック(VanEck)申請のビットコイン上場信託(ETF)を最終回答にて非承認としたことが11月12日分かった。

ヴァンエックが申請していたビットコインETF「VanEck Bitcoin Trust」は、昨年12月30日に米国にて初めて申請され、SECより承認判断の延期を今年9月までに3回受け、最終回答期日が11月14日となっていた。

このETFが非承認となった理由として、SECは「詐欺行為や相場操縦の防止と投資家の利益を保護するための要件を満たしていない」と結論を出している。

VanEckの先物ビットコインETFが16日より取引開始

また一方で、ヴァンエックのビットコイン先物ETF「ビットコイン・ストラテジー・ETF(Bitcoin Strategy ETF:XBTF)」は、16日の9:30(東部標準時)より米シカゴ・オプション取引所(CBOE)にて取引が開始される。

このETFは先月10月23日付けで、米国においての2例目の承認を受けていた。

3例目のビットコイン先物ETF「ヴァルキリー・ビットコイン・ストラテジーETF(ValkyrieBitcoin Strategy ETF)」は、承認翌日に取引開始されており、XBTFは遅れて稼働することになる。

関連ニュース

米SECがVanEckビットコインETF承認再延期、最終回答は11月に

参考:SECCboe
デザイン:一本寿和
images:iStocks/LongQuattro・kieferpix

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【4/25話題】米FRBが暗号資産に関する活動ガイダンスを撤回、CoinbaseとPayPalが提携拡大など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

米SEC、「Grayscale Polkadot Trust」・「Canary HBAR ETF」・「Bitwise Bitcoin & Ethereum ETF」の審査6月に延期

米証券取引委員会(SEC)が、「グレースケール・ポルカドット・トラスト(Grayscale Polkadot Trust)」、「カナリー・HBAR・ETF(Canary HBAR ETF)」、「ビットワイズ・ビットコイン&イーサリアム・ETF(Bitwise Bitcoin & Ethereum ETF)」の上場申請に関する判断期限を延期したことを4月24日に明らかにした