オランダ投資銀行ABNアムロ、パクソスの決済ソリューションに参加

投資銀行ABNアムロ、パクソスの決済ソリューションに参加

暗号資産のインフラ開発や米ドルステーブルコインを発行するパクソス(Paxos)が、同社の提供する決済ソリューション「パクソス・セトルメント・サービス」にオランダの投資銀行であるABNアムロ・クリアリング(ABN AMRO Clearing)が参加したことを9月20日に発表した。

パクソス・セトルメント・サービスは二国間の証券取引を可能にするプライベートブロックチェーンソリューションだ。米国証券取引委員会(SEC)のノーアクションリリーフ(期間内であれば規制対象から排除される措置)のもとで2020年2月からサービスを開始しており、これまでクライアントとしてバンクオブアメリカ、クレディスイス、インスティネット、ソシエテジェネラル、ウェドブッシュの5社が参加している。

パクソスのマネージングディレクターであるグレッグ・リー(Greg Lee)氏は以下のようにコメントしている。

「パクソスは、複雑で価値の高い市場において、革新的で魅力的なエンタープライズグレードのソリューションを提供してきました。また業界のお客様と密接に連携することで、バックオフィスのプロセスを合理化し、スケーラブルな即日ネット決済を提供し、ビジネス開発の機会を可能にしてきました。ブロックチェーン技術は、業界に利益をもたらす清算・決済のイノベーションを実現すると信じています」

なおパクソスは現在SECに対して正式なクリアリング機関として登録を申請しているとのこと。正式に登録された場合、パクソスは多様な決済サイクルに柔軟に対応する決済サービスを提供する予定とのことだ。

参考:Paxos
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

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