コロナ禍の職場コミュニティ活性化支援にブロックチェーン、博報堂と日本ユニシスが「PRAISE CARD」開発

博報堂と日本ユニシスが職場コミュニティ活性化支援アプリ開発

株式会社博報堂の「HAKUHODO Blockchain Initiative」と株式会社博報堂コンサルティングが、日本ユニシス株式会社と共同で、職場コミュニティの活性化支援アプリサービス「PRAISE CARD(プレイズ カード)」を開発を発表した。

「PRAISE CARD」は、職場コミュニティの活性化と、その活性度の分析を通じてコミュニティの状態の可視化を支援するアプリサービスだ。コロナ禍のテレワークで、リアルな場でのコミュニケーションが減少し、社員同士の信頼関係や連帯感が希薄化するといった企業課題の解決が、開発の背景にあるとのこと。

具体的にこのサービスでは、テレワークで離れて業務を行っている社員同士が、専用のスマホアプリからデジタルカードを送りあうことで、日頃の協力や行動に対し社員同士で感謝や称賛の気持ちを伝えることができるとのこと。

そしてそのデジタルカードには会社のクレドやバリューが記載されており、それらをやり取りさせることで、社員のモチベーションの向上や連帯感の醸成に加え、クレドや共有価値観への理解を促すことができるとのことだ。

「PRAISE CARD(プレイズ カード)」の画面イメージ

なおこのサービスにはブロックチェーン技術が使われており、そこに記録される各社員のデジタルカードの送受信量や保有量といったデータを元に、ネットワーク分析の手法を用いて活性度を分析することができるとのこと。そのデータをもとに部署単位や部門単位、全社単位で活性度の推移を把握することで、組織の課題を発見し、職場環境の改善に活かしていくことが可能とのことだ。

なおリリースに記載されていなかった、「PRAISE CARD」に利用されているブロックチェーンの詳細や、サービスの提供時期などについて現在「あたらしい経済」編集部は博報堂 広報室に問い合わせを行っている。詳細の情報が分かり次第、改めて記事で紹介させていただく予定だ。

デザイン:一本寿和
images:iStocks/Lidiia-Moor

この記事の著者・インタビューイ

設楽悠介

「あたらしい経済」編集長/幻冬舎コンテンツビジネス局局長
幻冬舎でブロックチェーン/暗号資産専門メディア「あたらしい経済」を創刊。同社コンテンツビジネス局で電子書籍事業や新規事業を担当。幻冬舎コミックスの取締役兼務。「Fukuoka Blockchain Alliance」ボードメンバー。福岡県飯塚市新産業創出産学官連携協議会委員。ポッドキャスターとして、Amazon Audible original番組「みんなのメンタールーム」や、SpotifyやAppleにてweb3専門番組「EXODUS」や「あたらしい経済ニュース、ビジネス系番組「二番経営」等を配信中。著書『畳み人という選択』(プレジデント社)。

「あたらしい経済」編集長/幻冬舎コンテンツビジネス局局長
幻冬舎でブロックチェーン/暗号資産専門メディア「あたらしい経済」を創刊。同社コンテンツビジネス局で電子書籍事業や新規事業を担当。幻冬舎コミックスの取締役兼務。「Fukuoka Blockchain Alliance」ボードメンバー。福岡県飯塚市新産業創出産学官連携協議会委員。ポッドキャスターとして、Amazon Audible original番組「みんなのメンタールーム」や、SpotifyやAppleにてweb3専門番組「EXODUS」や「あたらしい経済ニュース、ビジネス系番組「二番経営」等を配信中。著書『畳み人という選択』(プレジデント社)。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道