チリーズのSocios. com、サッカーアルゼンチン代表、米モータースポーツチーム、インドクリケット3チームとの提携を立て続けに発表

チリーズのSocios.com、提携を立て続けに発表

ファンエンゲージメントプラットフォーム「Socios.com(ソシオスドットコム)」を運営するブロックチェーン企業チリーズ(Chiliz)が、スポーツ団体及びチームとの提携を5月13日立て続けに発表した。

今回チリーズが提携を発表したのはアルゼンチンサッカー協会(AFA)、米モータースポーツ統括団体「NASCAR」所属のラウシュ・フェンウェイ・レーシング(RoushFenway Racing)、インドのプロクリケットリーグであるインディアン・プレミアリーグ(IPL)所属のロイヤル・チャレンジャーズ・バンガロール (Royal Challengers Bangalore)、パンジャーブ・キングス(Punjab Kings)、コルカタ・ナイトライダーズ(Kolkata Knight Riders)の以上1団体4チームだ。

アルゼンチンサッカー協会との提携

アルゼンチンサッカー協会は今回の提携により、サッカーアルゼンチン代表公式ファントークン「$ARG」のローンチを発表した。サッカー代表チームとして公式ファントークンを発行するのは初の事例となる。トークン発行は男女両チームともに行われる。

なお同国ではアルゼンチン一部リーグ「プリメーラ・ディビシオン」に所属するクラブ・アトレティコ・インデペンディエンテも「Socios.com」にて公式ファントークンを既に発行しているとのこと。

サッカーアルゼンチン代表公式ファントークン「$ARG」は今年7月に開催されるコパ・アメリカの前にローンチされる予定で、アルゼンチンの「Socios.com」ユーザー先行で1枚無料にて配布されるとのことだ。

「NASCAR」所属 ラウシュ・フェンウェイ・レーシングとの提携

ラウシュ・フェンウェイ・レーシングにおいても今回の提携により、公式ファントークン「$ROUSH」を発行することが決定している。リリースによると、同チームのファントークン発行は米国のスポーツチームにおいて初の事例となる(格闘技団体は除いているようだ。PFLはすでに発行している)。

ファントークン発行第一弾の企画として、8月8日に行われるレースにてマシンの塗装、チームユニフォーム、ピットのサイネージ等を投票によって決めるとのことだ。

インディアン・プレミアリーグ(IPL)所属3チームとの提携

IPLはクリケットのプロリーグとしては世界最大の興行規模を有しており、同リーグに所属する8チームの合計ブランド価値は65億ドルに上るとのこと。現在シーズンは新型コロナウィルス感染症の影響で停止している状況であるとのこと。

試合開催の見通しが立たない中ファントークンの発行については発表はないが、今回チリーズと提携したロイヤル・チャレンジャーズ・バンガロール、パンジャーブ・キングス、コルカタ・ナイトライダーズの3チームは「Socios.com」にてファンエンゲージメントの向上を図るとのことだ。

編集部のコメント

チリーズ運営の「Socios.com」ではプロスポーツチームがファントークンを発行・販売することで資金調達ができます。またファンはそのファントークンを購入することでクラブチームが行う投票企画に参加できる権利や、グッズなどを入手できる権利などを取得できます。

関連ニュース

米総合格闘技団体UFC、チリーズ上でファントークン発行へ

チリーズのSocios. com、米NHLニュージャージー・デビルズと提携

米国初、格闘技団体PFLがチリーズ(Chiliz)の「Socios.com」でファントークンを発行

参考:アルゼンチンサッカー協会①アルゼンチンサッカー協会②ラウシュ・フェンウェイ・レーシングインディアン・プレミアリーグ

(images:iStocks/pgraphis・Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【3/17話題】OmakaseとビットポイントがBabylonでビットコインステーキングへ、テレグラム創設者が仏出国かなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

米コインベース、カルダノ(ADA)と天然ガス(NGS)の先物提供をCFTCに申請

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)傘下のデリバティブ部門「コインベースデリバティブズ(Coinbase Derivatives)」が、暗号資産カルダノ(ADA)および天然ガス(NGS)の先物取引提供に向けた自己証明書(Self-Certification)を米商品先物取引委員会(CFTC)に申請した。コインベースが3月14日にXで発表した

ブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」、運用資産額が10億ドル突破

「ブラックロック・米ドル機関投資家向けデジタル流動性ファンド(BlackRock USD Institutional Digital Liquidity Fund:BUIDL)」 の運用資産額が10億ドル(約1,488億円)を突破した。同ファンドのトークン化を担当しているデジタル資産発行プラットフォーム運営のセキュリタイズ(Securitize)が3月14に発表した

NRI・野村證券・BOOSTRYら、国内初の「デジタル債のDVP決済」と「デジタル通貨での証券決済」を実証

野村総合研究所(NRI)、野村證券およびBOOSTRY(ブーストリー)、ディーカレットDCP、三井住友銀行の5社が、「新たな決済スキームを利用したデジタル債の新規発行」および「デジタル通貨を利用した証券決済の概念実証(PoC)」に関して協業したことを3月14日に発表した