韓国アップビットに日本円ステーブルコイン「JPYC」上場へ、ペイパルの「PYUSD」も

ウォン・BTC・USDT建ての3市場で取引対応へ

韓国の暗号資産(仮想通貨)取引所アップビット(Upbit)が、日本円ステーブルコイン「JPYC」と米ドルステーブルコイン「ペイパルUSD(PYUSD)」の新規取扱いを9月17日に発表した。

なお本稿執筆時点、JPYCは日本国内の暗号資産取引所では取り扱われていない。公開されている取引市場情報を確認した範囲では、今回のアップビットへの上場が、中央集権型取引所(CEX)で初の取り扱いになるとみられる。

対象となるのは、両銘柄とも韓国ウォン(KRW)、暗号資産「ビットコイン(BTC)」、米ドルステーブルコイン「USDT」建ての3市場だ。

同日11:50に更新された告知によると、JPYCの取引開始は9月17日15:00を予定している。当初は同日12:00の開始予定だったが、3時間後ろ倒しされた。時刻は韓国時間で、日本時間と同じだ。

一方、PYUSDの取引開始については、同日12:00と案内されている。

入出金の対応ネットワークは、両銘柄ともイーサリアム(Ethereum)のみ。アップビットは、案内されたネットワーク以外を通じた入出金には対応しないとして、入金前にネットワークを確認するよう注意を促している。

また、取引開始直後には一時的な注文制限が設けられる。開始後約5分間は買い注文と、前日終値から10%以上低い価格での売り注文が制限される。開始後約2時間は、指値注文以外の注文も制限されるとのこと。

JPYCは、JPYC社が発行する日本円建てステーブルコインだ。資金決済法上の「電子決済手段」に該当し、発行・償還時に日本円と1対1で交換できる。JPYC社は2025年8月18日に資金移動業者として登録され、同年10月27日にJPYCの発行・償還サービスを開始した。

なおJPYCは、イーサリアム、ポリゴン(Polygon)、アバランチ(Avalanche)、カイア(Kaia)の4チェーンで発行されている。オンチェーンデータサイト「JPYC info」によると、本稿執筆時点(9月17日12:56、日本時間)の4チェーン合計のオンチェーン流通量は、約19億2,456万JPYCとなっている。

またPYUSDは、米ドルとの価値連動を目指すステーブルコインで、パクソス・トラスト・カンパニー(Paxos Trust Company, N.A.)が発行と準備資産の管理を担う。米決済大手ペイパル(PayPal)は、ペイパルや傘下の決済アプリ「ベンモ(Venmo)」を通じて、PYUSDの購入・保有・売却・送金・決済などのサービスを提供している。

PYUSDは、パクソスとペイパルの公式資料によると、イーサリアム、ソラナ(Solana)、アービトラム(Arbitrum)、ステラ(Stellar)、ポリゴンPoS(Polygon PoS)、Xレイヤー(X Layer)などのチェーンで発行されている。暗号資産データサイト「コインゲッコー(CoinGecko)」によると、本稿執筆時点(9月17日13:03、日本時間)の流通量は約28億2,578万PYUSD(約4,408億円相当)となっている。

参考:アップビット
画像:iStocks/Ninja-Studio

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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