京都の自動販売機でJPYC決済の実証実験
日本円ステーブルコイン「JPYC」を活用した自動販売機決済の実証実験が7月1日より開始した。同実証実験を行う、Web3決済インフラを構築するテクノロジー企業インスペイ(INSPAY)が7月6日に発表した。なおこの実証実験は、自動販売機の実消費シーンにおける日本円ステーブルコイン決済として日本初の取り組みだという。
この実証実験は、JPYC発行元のJPYC社およびノンカストディアルウォレット「ハッシュポートウォレット(HashPort Wallet)」提供のハッシュポート、京都市の飲料メーカーであるチェリオコーポレーションと、インスペイとの連携で実施されている。京都市内3か所の自動販売機で7月1日~9月30日までの約3か月間行われる予定だ。
決済方法はQRコード方式で、ハッシュポートウォレットを通じてJPYCでチェリオ商品を購入できるとのこと。また同実証実験期間中は、対象商品を半額で購入できる施策を予定しているという。
各社の役割は、JPYC社が日本円ステーブルコインの発行、ハッシュポートがウォレット体験の提供、チェリオコーポレーションが自動販売機とチェリオ商品の提供、インスペイが自動販売機向け決済端末・実店舗決済接続・加盟店システム連携を担うとのこと。
発表によると、日常の重要な小売インフラであり、少額・高頻度・無人という特性を持つ自動販売機は、ウォレットによるグローバルなアクセス性を備えるステーブルコインと親和性が高く、既存のキャッシュレス決済を補完する新たな選択肢となり得るという。また訪日外国人にとっては、保有するデジタル資産をそのまま日本国内の消費につなげられる可能性があるとのこと。今回の実証実験は、世界的にも初期段階にある「ステーブルコイン×無人小売端末」の先行事例を目指すものだという。
今後は今回の実証実験の結果を踏まえ、無人小売端末、ゲーム・アミューズメント施設、イベント会場、観光地など、さまざまなオフライン商業シーンへのステーブルコイン決済の展開を検討するとのこと。
なおこの自動販売機は、京都市東山区姉小路町423、左京区北門前町481、左京区二条通新東洞院西入新東洞院町249に設置されているとのことだ。