ナッジのクレカ、ステーブルコイン「JPYC」でVISA加盟店の支払い可能に

ナッジのクレカがJPYC対応に

ナッジ提供のクレジットカード「Nudge(ナッジカード)」において、ステーブルコイン「JPYC」での返済受付が10月を目処に開始される。これにより世界約1億5,000万店舗超のVISA加盟店において、ステーブルコインでの買い物が可能になる。ナッジが9月11日に発表した。

なおナッジ調べによるとJPYC対応のクレジットカードは、国内初の事例とのこと。

ナッジカードの返済方法としては、銀行口座からの自動引き落としの他、セブン銀行ATM払いや銀行振込等があった。今回これらに「ステーブルコイン払い」が追加されるとのこと。

ステーブルコイン払いでは、ナッジ指定のウォレットアドレスにJPYCを送金することで返済が可能だという。

ただし同支払い方法については、サービス開始時は対象者を限定し、JPYCの対応チェーンはポリゴン(Polygon)から始めるとのことだ。

JPYCは、国内で初となる日本円と1:1で連動する電子決済手段(ステーブルコイン)。秋までに発行開始予定とされている。JPYCを発行するJPYC社は、8月18日付で資金決済法に基づく資金移動業(第二種)に登録完了している。

参考:ナッジ
画像:iStocks/inkoly

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

スーパーステートがトークン化株式の直接発行プログラム公開、ソラナとイーサリアムに対応

金融テクノロジー企業のスーパーステート(Superstate)は、イーサリアム(Ethereum)とソラナ(Solana)のブロックチェーン上でトークン化された株式を、米SEC(証券取引委員会)登録の公開企業(上場企業を含む)が直接発行できる新プログラム「ダイレクト・イシュアンス・プログラム(Direct Issuance Programs)」を12月10日に発表した

ステートストリートとギャラクシー、ペイパル「PYUSD」対応のトークン化流動性ファンドを来年提供へ

米金融大手ステート・ストリート(State Street)の資産運用部門であるステート・ストリート・インベストメント・マネジメント(State Street Investment Management)とギャラクシー・アセット・マネジメント(Galaxy Asset Management)が、共同でトークン化されたプライベート流動性ファンドのローンチを計画していると12月10日に発表した