ブロックチェーンゲーム開発会社のdoublejump.tokyo(ダブルジャンプトウキョウ)がSNSログイン可能なイーサリアムウォレットを開発するTorus Labs(トーラスラボ)と提携

ブロックチェーンゲーム開発会社のdoublejump.tokyo(ダブルジャンプトウキョウ)がSNSログイン可能なイーサリアムウォレットを開発するTorus Labs(トーラスラボ)と提携

ブロックチェーンゲーム開発会社double jump.tokyo(ダブルジャンプトウキョウ)株式会社が、Torus Labs(トーラスラボ)と提携したことを7月16日に発表した。

double jump.tokyoは「My Crypto Heroes(マイクリプトヒーローズ)」や「ブレイブフロンティアヒーローズ」などのブロックチェーンゲームを開発する企業で、同社ではゲーム事業者向けに「My Crypto Heroes」で開発したシステムやノウハウをフレームワーク化した支援プログラム「MCH+」の提供も行っている。

Torus LabsはSNSログイン可能なウォレット「Torus Wallet」を開発するシンガポールを拠点の企業。このウォレットはWeb技術を利用したイーサリアムウォレットで、同社独自の分散鍵生成プロトコルにより、日本国内では免許が必要な「カストディ」に該当しない秘密鍵の管理システムを実現しているとのこと。

double jump.tokyoはこの提携により、「MCH+」のパートナー向けに「Torus Wallet」導入のサポートと「Torus Wallet」の日本語対応のサポートを行っていくとのこと。

「Torus Wallet」の対応は「My Crypto Heroes」と「ブレイブフロンティアヒーローズ」が16日より対応開始している。なおTorus Walletで利用できるSNSアカウントは、ゲームタイトルによって異なるとのことだ。

また今回の提携に合わせてTorus Labsはマイクリ・ブレヒロとのコラボキャンペーンを開始している。詳細はこちら

編集部のコメント

Torus Labsの提供する「Torus Wallet」はSNSログイン機能によって、SNSのアカウントを持っているだけで、ブラウザプラグインやアプリケーションのインストールをすることなく、ブラウザでイーサリアムウォレットを利用することができます。現在ログインが可能なSNSはGoogle、Facebook、Reddit、Twitch、Discord、AppleID、Github、LinkedIn、Twitter、Line、Passwordlessの11種類となっています。

なおSNSのアカウントを介してログインを行う場合は、クラウド認証サービスのAuth0を利用しているとのことです。

また「Torus Wallet」では「Torus Wallet」にログインをしたことのないSNSアカウント宛てに送金を行うこともできます。

Torus Labsは7月7日にイーサリアム創設者のVitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)氏、Binance(バイナンス)CEOのCZ氏、そしてElon Musk(イーロン・マスク)氏に対し送金を行ってみせています。

今までブロックチェーンゲームでは、イーサリアムウォレットを利用することが初心者にとって一つのハードルとなっていました。しかし「Torus Wallet」のように簡単にログインすることができれば、「Torus Wallet」の採用はブロックチェーンゲームの普及に対して良い影響があるかもしれません。

コメント:大津賀新也(あたらしい経済)

(images:iStock/Panuwat-Sikham・Igor-Korchak)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【5/7話題】ロビンフッドが米SECから強制措置の警告、JPYCが電算システムから資金調達など

ロビンフッドが米SECから強制措置の警告、暗号資産取引の提供で、米コインベースが集団訴訟に直面、未登録証券の販売と無認可ブローカー運営の指摘で、日本円ステーブルコイン「JPYC」、J-KISSで電算システムから資金調達、ビットコイン開発者にエドワード・スノーデンが警鐘鳴らす、プライバシー強化は急務、米ブロック、ビットコイン製品の粗利10%で毎月BTC購入へ、ムーンペイ、ペイパルアカウントで暗号資産の購入が可能に。米ユーザー向け、アーベ(AAVE)、v4開発に向け温度感チェック実施へ、アニモカがビットコインベースのプロジェクト展開へ、分散型プロトコル「OPAL」上で